北欧のクリスマスに欠かせない、5つのアイテム | リノベーションスープ

  1. リノベーションスープ
  2. インテリアのこと
  3. 北欧のクリスマスに欠かせない、5つのアイテム

北欧のクリスマスに欠かせない、5つのアイテム

interior
Share On
gooddays

11月も後半になると、街はすっかりクリスマスムードですね。

クリスマスはレストランでディナーでも? なんて思っていると「クリスマスは家で家族でゆっくりと過ごす」という人が多いようです。そういえば、今年もクリスマスイブは平日でしたね。 そんなみなさんにおすすめしたいのが、北欧のクリスマス。

とは言っても、特別なことをするわけではありません。寒さが厳しく、冬はほとんどの時間を室内で過ごすという北欧の人々。そんな彼らのクリスマススタイルは素朴でささやかなものです。

気軽に取り入れられるアイテムを使って、北欧風にクリスマスを祝う方法をご紹介します。

4週間前からスタートする北欧のクリスマス

gooddays

12月の北欧は、ほんとうににぎやか。もみの木にはイルミネーションがほどこされ、ショーウィンドーにはたくさんのオーナメントが飾られます。歩いているだけでもわくわくしそうです。

家庭にクリスマスアイテムが登場するのも同じころ。暖炉や窓際にキャンドルやクリスマスカレンダーを置き、24日がやってくるのを待ちます。 北欧では、12月25日のクリスマス当日の4週間前の日曜日から準備がスタート。この4週間は、イエスさまの降誕を待つ大切な期間なのです。 北欧のクリスマスはただのパーティーイベントではなく、イエスさまを待ちわびて過ごす神聖な日。

この期間を通して、家族のつながりが深まるそうです。

北欧のクリスマスを演出する5つのアイテムたち

〈1〉キャンドルを家のあちこちに置いてみよう

good design market KOK

北欧では、家のあらゆるところにキャンドルが置かれています。太陽が落ちて暗くなってくると、家中のキャンドルを灯してまわる。「家には照明もあるのに、なぜわざわざキャンドルなの?」 と不思議に思われるかもしれません。

しかし、日本人である私たちがキャンドルにくつろぎを感じるように、北欧の人々もキャンドルに落ち着きを感じる。ただし、私たちがキャンドルを誕生日だったり、クリスマスだったりと特別な日にしか使用しないのに対し、北欧では日常的に使われています。

たしかに北欧インテリアには、部屋の全体を明るくするLEDライトよりも、スポット的に照らしてくれるキャンドルのほうが似合うと思いますね。

とは言っても、私たちが日常的にキャンドルを使うのはちょっと大変。せめて、クリスマス4週間前の週末だけでも、キャンドルとともに過ごしてみてはいかがでしょう。 おすすめは、フィンランドを代表するガラスメーカーiittalaの〈KASTEHELMI〉の キャンドルホルダー。カステヘルミは〈朝露〉という意味。キャンドルに火を灯すと、テーブルにうつくしい雫模様の影が広がります。
 

〈2〉北欧らしい素朴なオーナメントを飾ってみよう

Linde

クリスマスツリーに飾るオーナメントは、ついつい派手なものを手に取ってしまいませんか? しかし、オーセンティックな北欧風のクリスマスを目指すなら、できるだけナチュラルなオーナメントをセレクトしましょう。今ある輝かしいオーナメントはちょっと減らしたほうがよさそうです。

たとえばスウェーデンでは、ジンジャークッキーをつくってそれをオーナメントとして使用します。またフィンランドでは、藁を編んだり、木を削ったりしてオーナメントがつくられているのだとか。

もちろん北欧のクリスマスオーナメントは販売されていますが、クッキーは手づくりできるし(こんな手づくりクッキーセットも便利)藁や白樺を使ったオーナメントの作り方は、ネットなどで紹介されています。家族や友人と一緒に、わいわい言いながらクリスマスの準備をするのもたのしそうですね。
 

〈3〉北欧のクリスマスモビールを吊るしてみよう

かすかな風に揺れるモビール。空間にちょっとした流れが生まれ、気分が落ち着いてきます。よく赤ちゃんがメリー(天井につり下げて回転させるおもちゃ)を見ると静かになったりしますが、まさにそんな状態です。

もともとモビールは、デンマークに古くから伝わる工芸品でした。しかし、しかしそのかわいらしさから、すぐに家庭用のインテリアグッズとして広まりました。

なかでも人気なのが、デンマークの〈Flensted Mobiles〉のモビール。60年の歴史を持つ老舗モビールメーカーとして、100種類以上ものモビールを販売しています。

ただ吊るすだけなのに、風に揺れたり、壁にユニークな影を落としたりして、クリスマス気分を盛り上げてくれます。北欧のクリスマスアイテムとしてはかなり手軽な、クリスマスモビールから取り入れてみては。

〈4〉デンマークのクリスマスシールをフレームに入れて

Lystig

クリスマスシール(切手)が世界で初めて発売されたのは、1904年のデンマーク。日本でもでクリスマス切手が販売されていますが、デンマークのクリスマスシールの可愛さは比べものになりません。それもそのはず、デンマークを代表するデザイナーやイラストレーターがデザインしているので、まさに北欧デザイン。個人的には、70年代〜80年代のヴィンテージがゆるい感じでタイプです。

しかし2015年のクリスマスシールはちょっと特別な年。クリスマスシールの発案者、郵便局員のエイナー・ホルブル氏の生誕150年です。これを記念し、デンマーク女王陛下であるマルグレーテ2世がデザインしています。彼女は芸術家としても活躍している女王さま。冬の青空に飛び立つ白い鳥がすがすがしいですね。フレームに入れて、壁に飾ってみるだけで、ぐっと北欧気分がアップします。
 

〈5〉サンタクロースよりも歓迎されるニッセくんに注目

gooddays

クリスマスになると、日本では誰よりも歓迎されるのがサンタクロース。ですが、北欧諸国ではそうでもないようです。サンタさんよりも親しまれているのが、サンタクロースのアシスタントのニッセくん。北欧諸国の家庭にプレゼントを運ぶのは彼のお仕事です。

サンタクロースのような懐の深さはないようで、機嫌を損ねるといたずらをします。北欧の人々は、手袋の片方がなくなったり、犬が急に吠え出したりすると「ニッセがいたずらした」なんて言うほど。でもなんだか想像したらわらっちゃいませんか? にくったらしいけど、にくめない存在なのです。

ニッセくんは小人の妖精なので、人形もミニサイズ。玄関の収納棚や、トイレのカウンター、寝室のニッチなどに飾りやすいのもポイント。うーん。見れば見るほど愛着がわくような….。

まとめ

いかがでしょうか。 北欧のクリスマスのインテリアは、決してゴージャスなわけではありません。あくまで素朴で、おだやかな雰囲気。だからこそ、クリスマスが近づくたびに、純粋な嬉しさがこみ上げてくるような気がしますね。

北欧のクリスマスアイテムは、〈キャンドル〉や〈オーナメント〉など、気軽に取り入れやすいこともうれしいです。先述したように、手づくりだってできちゃいます。「うちはツリーを出さない」というご家庭は、北欧のクリスマスのモビールを玄関などに飾るだけでもオッケー。これだけで北欧らしさがアップします。

クリスマスの当日に仲間たちとパーティーをするのもよいですが、それまでの4週間は北欧風のクリスマススタイルで過ごしてみてはいかがでしょう。家族だけで静かにクリスマスの訪れを待てば、去年よりもきっと、思い出深いクリスマスになるはずです。メリークリスマス。

SHARE ON