軽量鉄骨が5分でわかる! 木造・RC・重量鉄骨と徹底比較 | リノベーションスープ

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軽量鉄骨が5分でわかる! 木造・RC・重量鉄骨と徹底比較

軽量鉄骨リフォーム

「どうやらウチは軽量鉄骨らしい…」ということまではわかった。でも「軽量鉄骨って何だろう?」「リフォームでどんなふうにできるの?」「騒音が気になる」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、軽量鉄骨をわかりやすく丁寧に解説。読み終えたときは、軽量鉄骨について語れるようになるはすです!
(この記事の所要時間:5分)

薄くて軽い鉄骨でできている…ゆえの弱点が

軽量鉄骨リフォーム

軽量鉄骨とは、厚さ4mm以下の鋼材でつくられた鉄骨のこと。(厚さ4mm以上になると重量鉄骨)。軽量鉄骨の家は、こうした“薄い”鉄骨を使って建てられているのです。たとえば木造なら柱・梁が木で組まれるところ、軽量鉄骨だと鉄骨に。

軽量鉄骨は木造住宅と違い、事前に部材を工場で生産します。そのため品質が安定していて、工事もスムーズで、工期を短縮しやすいというメリットが。

もちろん弱点もあります。木造のように燃えたり、シロアリが発生したり…という心配はないけれど、火事になると柱が曲がったり、雨漏りで錆びたりすることがあります。でもしっかり耐火被覆や防錆処理を行っていれば問題ナシ。「メンテナンスが行き届いていれば、軽量鉄骨でも100年以上は持つ」と言われているくらいです。

耐用年数は19年!でもこれは寿命じゃない

軽量鉄骨リフォーム
軽量鉄骨リフォーム事例#395 craft

ついでに軽量鉄骨の耐用年数のお話を。

それぞれの構造の耐用年数は国税庁によって決められています。軽量鉄骨の耐用年数は、他の構造と比べるとやや短めに設定されていることが気になりますね。

軽量鉄骨 (鉄骨の厚さ3mm以下)19年/(厚さ3~4mm以下)27年
重量鉄骨 34年
木造 22年
RC(鉄筋コンクリート造)47年

主な減価償却資産の耐用年数より/国税庁

ちなみにダイワハウス、セキスイハイム、パナホーム、ミサワホーム、積水ハイムといった大手ハウスメーカーの軽量鉄骨なら大丈夫…というわけではありません。例外なく19年とされています。

ここでちょっと注意したいのが、〈耐用年数は建物の寿命ではない〉ということ。耐用年数とは、あくまで税務上で必要な減価償却用の数字に過ぎません。軽量鉄骨でもしっかりとメンテナンスを行えば、かなり寿命を伸ばせます。

外観を見れば、構造は誰でも判別できる!

軽量鉄骨リフォーム

「うちは軽量鉄骨だった気がするけど、わからない…」という方もいらっしゃるかもしれません。一番シンプルな見分け方は、外観から判断すること。専門家じゃなくても構造を判別する方法があります。たとえば、

2階建ての三角屋根→→→ 90%の確立で木造

続いて

屋根がフラットで外壁に60cmほどの幅のパネルが張ってある→→→ 重量鉄骨
屋根がフラットで外壁にパネルがない→→→RC(鉄筋コンクリート)

そしていよいよ軽量鉄骨にはどんな特徴が? となりますよね。残念ですが…軽量鉄骨はコレといった特徴がありません。RCや重量鉄骨のように、外観から見分けることがとてもむずかしいのです。強いて言うなら

2階建てのフラットな屋根→→→ 軽量鉄骨の可能性がある
2階建ての三角屋根で、木造じゃない→→→ 軽量鉄骨の可能性がある

ということくらいでしょうか。あくまで外観からは「軽量鉄骨かもしれない…」と”見当をつける”程度。軽量鉄骨かどうかを確実に知りたいなら、リフォーム会社などプロに聞きましょう。

木造よりも音が響くし、重量鉄骨よりも間取りが制限される?

軽量鉄骨リフォーム
軽量鉄骨リフォーム事例#258 craft

軽量鉄骨造のデメリットとしては、以下の2点が考えられます。

〈音漏れが気になることも〉
木造住宅が音に弱いことは知られています。しかし軽量鉄骨も木造と同じか、あるいは場合によっては「木造よりも音が響く」と言われることも。金属は振動が伝わりやすいのかもしれません。これは軽量鉄骨のデメリットの1つです。

〈間取りが制限されることも〉
重量鉄骨は、間取り変更の自由度が極めて高い。壁を取り払って、広くて開放的なリビングをつくることなんて朝飯前です。これに対して軽量鉄骨は、壁にブレース(筋交い)が入っていることも珍しくありません。構造上ブレースは撤去できないため、ご希望の間取りにできないことがあります。

ここまで読んで、「なーんだ。軽量鉄骨の家を買おうと思ったけどやめようかな…」なんて思った方。弱気にならないでください。次に、軽量鉄骨のデメリットを解消する方法をご用意しています。

軽量鉄骨リフォームで、音漏れも間取りもお悩みを解消!

〈お悩み1〉音が響く
〈解決〉リフォームで防音対策

軽量鉄骨にお住まいの方から「2階の足音が気になる」といったお悩みを聞くことがあります。この場合は、リフォーム時に床を二重にしたり、バーチクルボードといった防音材を入れるなどして、床の防音性を高めることができます。

「隣の子供部屋の声が響いて眠れない」というときも同様に、壁を二重にしたり、防音材を入れるなどして対策。

また、軽量鉄骨の騒音対策として”間取りの工夫”が重要です。たとえば、1階のリビングや寝室の真上にトイレやバスルームを配置するなど。とくに二世帯住宅の場合は、最大限に配慮しましょう。

排水の音が気になるなら、排水管に防音材を巻いたり、屋外に出したりといった方法も。防音対策の方法はいくらでもあるため、「音が気になる」という場合はリフォーム会社に相談してみましょう。

軽量鉄骨リフォームでは、音漏れに配慮してプランニング・工事することが大切です。

〈お悩み2〉間取りが制限される
〈解決〉プランを工夫

ブレースのある軽量鉄骨の家は、間取り変更がむずかしい。否定はできませんが、プランの工夫次第で理想の間取りに近づけることはできます。

たとえばリビングを広くしたいなら、ブレースをあらわしにして抜け感をつくるだけで、ぐっと開放感が生まれます。

また、既存の間取りを活かしながらレイアウトを変えると、壁を抜くことなく理想の住まいになることも。いずれにしても、リフォーム会社のアイデア次第でいかようにもなるのです。そのためには、軽量鉄骨のリフォーム経験の多い会社に依頼することがマストです。

まとめ

軽量鉄骨についてご紹介しました。

軽量鉄骨の仕組み
木造・RC・重量鉄骨と比較した耐用年数
軽量鉄骨の見分け方
軽量鉄骨のデメリット
軽量鉄骨リフォームでできること

薄い鋼材で骨組みをつくる軽量鉄骨は、音やサビや間取りの制限といった問題をクリアできれば、素敵な家に生まれ変わるポテンシャルを持っています。

だからこそ、リフォームでデメリットを解消することが大切。しっかりとメンテナンスを行えば「100年以上持つ」と言われている軽量鉄骨です。まだまだ使える状態なら、できるだけ壊さず、活かすことを考えたいですね。

〈軽量鉄骨をリフォーム!事例とメリット・デメリット〉の記事もご覧ください

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