ツーバイフォー住宅は、間取り変更も増築もできる? | リノベーションスープ

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ツーバイフォー住宅は、間取り変更も増築もできる?

ツーバイフォー住宅をリフォーム craft

前回〈ツーバイフォー住宅は、実はリフォーム向き!?〉の記事で、「ツーバイフォー(2×4)はリフォームしにくい」という誤解を解かせていただきました。

しかし後日、読者の方から「知りたいのはもっと具体的なことなんだよね..」というご意見をいただいたので、あらためてツーバイフォーリフォームについてご紹介したいと思います。

1.窓は大きくできるのか
2.耐力壁は動かせるのか
3.間取り変更はできるのか
4.増築はできるのか

などなど、みなさんの気になることを、ツーバイフォーリフォームの実例とともにご説明します。

Q.ツーバイフォーリフォームで窓を大きくできるの?

A できます。

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ただし、条件があります。図面を見てルールと照らし合わせて検討した結果、”問題ない”と判断したときのみです。

ツーバイフォー工法は外壁がそのまま構造体なので、検討せずに開口を広げることはできません。窓を増やすのも同じ理由から「できるケースとできないケースがある」と考えた方がよいでしょう。「窓を大きくしたい!」と思ったら、ひとまずリフォーム会社に相談し、判断してもらいましょう。

ただし、窓を大きくできないとわかったからといって、肩を落とす必要はないかと思います。窓を大きくしたのと同じ、あるいはそれ以上のプランを考えればよいのです。

たとえば「窓を大きくしてリビングを明るくしたい(けどできない)」なら、陽当たりのよいエリアにリビングを移動する。「庭の景色をもっと見えるようにしたい(けどできない)」なら、庭にウッドデッキを敷いてセカンドリビングに。

厳しい制約がツーバイフォー住宅の強度を高めているわけですから、文句を言ってはいけません。制約のなかでプランを工夫し、理想の住まいに近づけましょう。

Q.ツーバイフォーリフォームで耐力壁を動かせるの?

A 動かせます。

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ただし、こちらも条件が。「耐力壁を動かしても、(補強などをすることによって)ツーバイフォーのルールを守ることができる」と判断できた場合のみ。

そもそも、ツーバイフォーリフォームには以下のような基本ルールがあります。かなり厳密です。だからこそ、在来工法よりも高い耐震性をキープできるのですが。

・耐力壁線区画は原則40㎡以内
・区画内の耐力壁の長短比は4以下
・建物の隅角部は90cm以上の壁を配置
・耐力壁は基本的に90cm以上
・開口部の巾は最大4m
・耐力壁線上の開口の巾は壁の長さの3/4以下
・耐力壁線の真下には基礎

ツーバイフォーのリフォームを手掛ける設計士は、これらのルールを熟知しておく必要がありますが、皆さんはなんとなく知っておく程度で大丈夫です。

こちらの写真は、ツーバイフォーリフォームで耐力壁を動かした実例です。
これまでの間取りはかなり細かく仕切られていました。そこで念入りに調査し、その結果に基づいてできる限りの壁を撤去。もちろんルールも守っています。上部には吹き抜けをつくり、タテヨコに視線が通る広々とした空間をつくることができました。

Q.ツーバイフォーリフォームで間取り変更はできる?

A できます。

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こちらはハウスメーカーのツーバイフォー住宅です。

奥さまからは「リフォームでキッチンを居心地よくしたい」というリクエストが。そこで、使っていなかった南側の和室をオープンにし、キッチンに変更。陽当たりのよいキッチンは広々として開放感が生まれ、とても居心地がよさそうです。

そして、もともとキッチンがあったスペースは、梁を補強して開口を広げ、リビングにしました。構造上なくせなかった壁は、リビングの目隠しとして活用しています。ダイニングでは子供たちがゴハンを食べ、ご主人さまはソファに座って静かに読書。同じ空間ですが、小さな壁があるだけで、籠ったような落ち着きを感じます。

ツーバイフォー工法はよく「間取り変更がむずかしい」と言われます。しかし、工法の基本的なルールを知っていれば、間取り変更ができるケースも。耐力壁を動かせなかったとしても「和室だったスペースをキッチンにする」といったプランの工夫で、理想的な間取りに近づけます。

Q.ツーバイフォーリフォームで増築できる?

A できます。

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ツーバイフォー工法だからできるできない、ということはなく、増築に関しては他の工法と変わりません。ただし、きちんとツーバイフォー工法の知識があるリフォーム会社に相談しましょう。

こちらのお住まいは、ハウスメーカーのツーバイフォー住宅を増築しました。既存と増築部分をいかに自然に、美しくつなげるかが課題でした。そこで、左の増築部分は既存に合わせて同じ勾配の切妻屋根のデザインに。こうして外から眺めてみても、既存と増築に一体感が生まれていますね。

内部は既存の廊下を延長し、まっすぐ増築部分に行くことができるというシンプルな間取りに仕上げました。空間を広げたことで、二世帯で伸びやかに暮らせるようになったそうです。

まとめ

ツーバイフォー住宅のリフォームで多く寄せられる疑問ついてご紹介しましたが、いかがでしょうか。

1.窓は大きくできるのか?…検討して問題なければできる
2.耐力壁は動かせるのか?…検討して問題なければできる
3.間取り変更はできるのか?…どれだけ変えるかにもよるが、基本はできる
4.増築はできるのか?…基本はできる

ただし本文中でもお伝えしたように、実際に図面を見ながら検討してみなければわかりません。さらに図面が残っていればいいのですが、残っていなければもっと判断がむずかしくなります。

もしツーバイフォーでいろいろやりたいことがある方は、ひとまずプロに相談しましょう。このとき、ツーバイフォーの知識と施工経験が豊富なリフォーム会社に声をかけることが大切です。

ツーバイフォー(2×4)住宅は「間取り変更が難しい」と言われますが、ルールに基づいて計画すれば、理想の間取りに変えられます。事例をご覧ください!
 
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