築30年超えのマンション、リフォームでどう変わる? | リノベーションスープ

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築30年超えのマンション、リフォームでどう変わる?

築30年のマンションを暮らしに合わせてリフォーム craft

す。

2015年、首都圏で成約した〈築30年以上のマンション〉の比率は、築5年以下の物件の約3倍です。築30年以上のマンションがいかに注目されているかがわかります。

※レインズ 不動産から見た首都圏の不動産流通市場(2015年)より

築30年以上のマンションのメリットは、やはり〈お得感〉ではないでしょうか。新築や築浅のマンションに比べると、ご希望の立地に予算内でマンションを購入しやすくなります。ただし、

・天井が低い
・間取りが細かく分かれていて、各スペースが狭い・暗い
・キッチンが独立している

という傾向が強いようです。そこで気になるのは「築30年以上のマンションはリフォームでどう変わるの?」ということですね。5つの実例から、築30年超えのマンションに対してリフォームでできることを学んでみましょう。

〈築30年超マンションリフォーム1〉空に届くLDK

築34年のマンションをリフォームするならcraft

リフォームを前提にマンションを探していたご夫婦。見つけたのは、都心ながらも静かなエリアのマンション。角部屋で窓が多く、その先にはスタイリッシュな高層ビルの景色が広がっています。まさに求めていた空間。築34年ということは、ほとんど気にならなかったそうです。

残念だったのが、LDKから一面の景色しか見えないこと。「せっかく角部屋なのにもったいないな〜」なんて設計士は思いました。そこで、間仕切り壁を撤去。洋室を取り込んで大きなLDKを設けることにしました。2方向の窓に面した開放的な空間が誕生。壁付けだったキッチンは、2方向に開けた景色を望むレイアウトしました。

一角には小上がりの畳スペースを設けました。奥さまが着物を着付けたり、引き戸を閉めて客間にしたりと使い勝手のよい空間。なんと小上がりの下は、トイレや浴室の配管スペースとなっています。

天井は、躯体のコンクリートに直接塗装。無骨で荒々しく、少し古びた味わい。築30年を超えるマンションの歴史をほんのちょっぴりうかがわせるようです。

〈築30年超マンションリフォーム2〉新築以上の心地よさ

築31年のマンションをリフォームするならcraft

新築で購入し、長年暮らしたマンション。「気がつけば築30年を超えていました…」なんて話はよく聞きますね。キッチンやトイレ、浴槽などは古くなり、デザインもなんだか古くさい。部屋が細かく分かれているばっかりに暗くて風通しが悪い。しかも、収納が少ないので散らかりやすい。そういえば水まわりの段差もつまづきそうに。

というわけで、長年暮らしていた築31年のマンションをリフォームすることになりました。ご希望は「生活感のないシンプルでモダンなインテリア」。これまでとガラリと変わるコンセプトで挑みます。

独立していたキッチンの壁を撤去し、伸びやかなLDKに一新。ダイニング~キッチンの背面には大きな壁面収納を造作しました。白く取っ手のないデザインは、フラットでシンプルな印象。大容量なのに存在感がないのはそのためです。ご希望だった「生活感のない暮らし」がキープしやすくなりました。

また、通気性のお悩みを解消すべく、壁や天井は調湿機能や消臭効果のある珪藻土に。建具はすべて引き戸にし、開放したまま家中を風が通り抜けるようにしています。

30年以上暮らしたからこそわかる、マンションの不満。リフォームでは、それらを一気に解消することができるのです。

築30年のマンションをモダンにリフォームcraft

「築30年のマンションだから古いよね」
「とりあえず床・壁・天井を新しくして、キッチンやトイレの設備を入れ替えようか」
「そうしよう。そうしよう」

ストップ!!

せっかくリフォームするのに、これまでと同じテイストだなんてもったいないと思いませんか? せっかくならドーンと大胆に間取りやデザインを変えてみましょう。新しい住まいのコンセプトを決めるのが〈好きなこと・もの〉。

「映画館の大きなスクリーンで映画を見るのが好き」(プロジェクタースクリーンを設置してみては?)
「読書の時間が欠かせない」(リビングに大きな本棚をつくってみては?)
「お茶が趣味」(茶室をつくりましょう)
などなど。

こちらは築30年のマンションをリフォームしました。家族共通の趣味は音楽演奏。週末にはみんなで集まって演奏することが多のだとか。そこで、オリジナルのリフォームプランが誕生しました。

LDKと隣接していた和室は、楽器演奏をたのしむためのスペースに。アイアンガラスの引き戸でクールに仕切り、スタジオとして使用できるようにしています。開放すればリビングとひと続きの空間として、開放感がアップ。また、楽器やレコードを飾る収納棚を設け、リビングからも趣味の品々を眺められるようにしています。忙しくて演奏ができない日も、大切な宝物を眺めているとついつい笑顔になっちゃいますね。

築30年を超えたマンションを、ただリフォームするだけじゃつまらない。「これを見てるだけで幸せ」というモノを飾って、眺めてたのしむ。そんな住まいをつくってみてはいかがでしょうか。

〈築30年超マンションリフォーム4〉ブルックリンスタイル

築38年のマンションをリフォームするならcraft

リフォームを前提に購入したのは、築38年の中古マンション。駅から近く、近所にはお子さまがのびのびと遊ぶことができる緑豊かな公園があります。角部屋の眺めと広さ、立地を気に入って買ったマンション。しかし気になっていたことが。

間取りとデザインです。築30年以上のマンションを購入するみなさんのほとんどが、同じご不満を抱えるのではないでしょうか。

「陽当たりのよい広いLDKが欲しい」
「味わいのあるブルックリンスタイルにしたい」

という、はっきりとしたご希望をお持ちでした。まずは北側のキッチンを南に移動し、LDと一体に。さらに和室を取り込んで、住まいの1/2にもなる大きな大きなLDKを設けました。南と西の2方向に開いた窓からは、太陽の光がさんさんと注ぎます。いつも視界に青い空。ゲストを招いてパーティーを開くのにぴったりの、広々としたLDKが誕生しました。

ご希望の〈ブルックリンスタイル〉を意識し、LDKにはアンティーク煉瓦や古材、幅広のチークといった趣のある素を使用。梁はコンクリート躯体に直接塗装し、凹凸を感じられるように。築30年を超えるマンションの、自然の経年が味わいとなっています。

〈築30年超マンションリフォーム5〉ヴィンテージの醍醐味

築30年のヴィンテージマンションをリフォームcraft

円熟しきったたたずまいと重厚感、そして長いときを隔てても色褪せない上質感。築30年という年月をメリットに変えてしまうのが、ヴィンテージマンションです。

〈ヴィンテージマンションの華麗なる世界〉の記事でもご紹介しましたが、もう一度ヴィンテージマンション定の義を確認してみましょう。

〈見た目〉
・重厚感あるたたずまい
・上質な素材感
・閑静な住宅地にある
・敷地面積にゆとりがある
・周囲に緑が多い
・低層で、戸数が少ない(例外もあり)

〈数字の定義〉
・築10年以上
・坪単価300万円以上
・100平米以上

これだけのスペックがあるため、いくら古くなっても常に空き待ちの人々がいるほどの人気ぶり。とは言っても築30年。間取りは現代の暮らしに合わず、設備は古く、内装も劣化しています。そのまま暮らすこともできますが、リフォームする方も断然多いようです。

お子さまの誕生により、これまで暮らしたヴィンテージマンションがちょっと手狭になってきたというご夫婦。同じマンション内で、より広い物件に住み替えることにしました。

ただし、間取りが細かく仕切られており、暗くて窮屈な印象でした。また、広くなったのはいいけれど、今度は家事動線が長くなり、子育てに追われる奥さまにはマイナスかも…。

そこで、キッチン~パントリー兼家事室~洗面室~廊下と、回遊できる間取りに変更。独立していたキッチンはオープンにし、LDKと一体に。子供部屋の引き戸を開放すれば、リビングとひとつながりです。キッチンからの見通しはよく、家事中の奥さまも安心ですね。さらに天井を上げ、開放感をアップ。あらわしとなった梁型に合わせ、木目が美しいダークブラウンの棚を造作しています。

対面の壁や玄関ホールにはアンティーク煉瓦を使用し、重厚な外観とリンクさせました。ヴィンテージマンションのノスタルジックな趣を残しつつ、ご一家のライフスタイルに合った住まいに一新しています。

まとめ

いかがでしょうか。築30年以上のマンションも、リフォームで新築のように一新したり、逆に経年を活かして趣を演出したり。 ご一家のライフスタイルや家族構成に合わせ、間取りとデザインを変えることができます。ただし、直床や壁式構造などの場合、理想の間取りに変えられないことも。それは、古いマンションも新しいマンションも同じですね。

先述したように、築30年のマンションなら予算内でご希望の立地・広さのマンションを購入できるチャンスが広がります。これからマンションを購入する方は、視野に入ると選びやすくなるかもしれません。

ただし心配なのは、「あとどのくらい住めるのか?」ですね。そはマンションごとに異なりますので、一概には言えません。たとえば、 RC造のマンションの寿命は68年と言われています。しかし、きちんとしたメンテナンスや修繕がされていなければ寿命はもっと短くなりますし、されていればもっと長持ちする場合も。状態も含めて、購入前に第三者のリフォーム会社に見てもらうのがよいでしょう。

そして築30年以上のマンションを買ってリフォームする場合は、「希望の空間に変えられるか」をきちんと確認しておきましょう。

マンションリノベーションの事例を多数ご紹介しています。お好きなホテルで暮らすような華やかなライフスタイルを、リノベーションで叶えてみませんか?
 
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