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吹き抜けの間取りは開放的だけど寒い?メリット・デメリットを解説

リビング階段 リフォーム実例 CRAFT#396

吹き抜けLDKやリビング階段を取り入れた間取りが人気です。吹き抜けは空間に開放感をもたらしますが、よく検討せずに採用するとその開放感が住まいの不便につながってしまう可能性もあります。

吹き抜けやリビング階段のメリット・デメリットを知り、間取り計画の参考にしてください。

メリット1:吹き抜けで開放的な間取りに

吹き抜けの最大の魅力といえば、開放感です。空間全体に連続性をもたらし、圧迫感のない伸びやかな空間になります。玄関ホールや階段に採用されることが多いですが、近年はリビングに吹き抜けを採用する間取りも人気が高いです。

メリット2:吹き抜けLDKは階下に光を届ける

吹き抜けリビング リフォーム実例 CRAFT#394

吹き抜けのある間取りなら、2階の窓やトップライト(天窓)からの光を、階下まで届けることができます。住宅密集地などで、大きな窓を設置しづらい住まいでも、採光を確保することが可能です。

リビング階段を設ける場合は、蹴込み(足先側の垂直方向の板)のないスケルトン階段を採用することで、光を遮りにくくなります。

メリット3:吹き抜けLDKでコミニュケーションしやすく

リビング階段のある間取りなら、1階と2階を行き来する際に必ずリビングを通ることになるため、家族のコミュニティーが取りやすくなるでしょう。成長期のお子さまがいるご家庭なら「知らない間に出掛けていた」「いつの間にか帰宅していた」という事態を防ぎやすくなります。

メリット4:リビング階段がインテリアの一部になる

リビング階段 リフォーム実例 CRAFT#436

リビング階段は、ただ単に上下階を行き来するためだけの設備ではありません。吹き抜けとリビング階段は相性が良く、開放感と空間の連続性をより強調し、デザインや素材にこだわることでインテリアの主役にもなります。

このように、明るさや開放感が魅力の吹き抜けやリビング階段ですが、つづいてはデメリットも確認していきましょう。

デメリット1:吹き抜けの間取りは冷暖房効率が悪い

吹き抜けリビング リフォーム実例 CRAFT#17052

吹き抜けは空間の容積が大きいため、冷暖房効率が悪くなりやすいです。暖かい空気は上に昇り、冷たい空気は下に溜まる性質があるため、特に冬場の寒さ対策が重要になります。足元の冷え込みを防ぐためには、床暖房の採用がおすすめです。

窓から熱が出入りしやすいため、ペアガラスを採用し断熱性を確保することで、室内の熱を逃がしにくくなります。昼間の日差しによる暖かさを、日暮れ後も保ちやすくなるでしょう。

デメリット2:リビング階段のデザインによっては転落対策が必要

デザイン性の高いリビング階段のなかには、手すりの下が大きく空いているものもあり、大人には問題がなくても、小さな子どもにとっては転落のリスクが高いケースがあります。そのため、子育て中の家庭でリビング階段を採用する場合、ある程度の年齢に成長するまでは、転落防止ネットなどを設置して安全性を確保するのがおすすめです。

デメリット3:吹き抜けで2階の間取りが狭くなりやすい

吹き抜け リフォーム実例 CRAFT#391

吹き抜けを採用すると、そのぶん2階の床面積が狭くなるため、生活動線の短い、無駄のない間取り計画が大切になります。収納は、仕舞う物に合わせた大きさ・出し入れのしやすさを重視し、使う場所の近くに配置することでデッドスペースの発生を防ぐことができます。

デメリット4:吹き抜けからニオイが広がる・音が響く

開放的な吹き抜けLDKの間取りでは、リビングの物音が2階まで響きやすいです。また、ニオイも上の階に広がりやすいもの。「寝室が夕食の焼き肉のニオイでいっぱいに…」ということにもなりかねません。室内の空気をすっきりと入れ替えられるよう換気扇や窓の位置をしっかりと考慮した換気計画を立て、上階の個室には扉を設置しましょう。

まとめ

吹き抜けの間取りやリビング階段の特徴を解説しました。

メリット
・開放的でのびのびとした空間になる
・採光性にすぐれている
・家族のコミュニケーションがとりやすい
・リビング階段がインテリアの一部になる

デメリット
・冷暖房効率が悪い
・小さな子どもの転落対策が必要
・2階の床面積が狭くなる
・ニオイが広がる・音が響きやすい

吹き抜けにはデメリットもありますが、プランニングの工夫によって軽減することができます。開放的な間取りの住まいをつくるなら、吹き抜けやリビング階段の採用を選択肢のひとつに加えてみませんか。

リフォーム・リノベーションの実例を多数ご紹介しています。吹き抜けの間取りやリビング階段のある住まいづくりをご検討の方は、ぜひご相談ください。
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