小上りの畳スペース、リビングで活躍する4つの理由 | リノベーションスープ

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小上りの畳スペース、リビングで活躍する4つの理由

小上がりの畳コーナーがあるリビングにリノベーション craft

リビング・ダイニングの小上がりの畳コーナーでは、食事をしたり、お子さまをお昼寝させたりと、とても便利です。

さまざまな機能性を持つ小上がりの畳。モダンなインテリアの小上がりなら、さりげなくリビングに溶け込みます。

畳のしっとりとした肌ざわり、床座の気軽さ。誰もが居心地がよくほっとできるスペースです。今回は、小上がりの魅力にせまりたいと思います。

小上がりがあるとどんな時に便利なの?

〈1〉子供を寝かしつけたり、遊ばせたりできる

小さなお子さまがいらっしゃるご家庭は、リビング・ダイニングの一角に小上がりがあると便利です。家事をしていても、お昼寝するお子さまを見守りやすくなります。ちょっと段差に腰掛けておむつを替えたり、ミルクをあげたり。「畳の小上がりが欲しい」というリクエストをいただく場合、”子供のために”というケースも少なくありません。

〈2〉大人数で食事ができる

ダイニングテーブルは4人掛け。「遊びにくる友人家族には、どこで食事をしてもらおうか…」なんてことはありませんか? そんなとき、リビングやダイニング横の小上がりの畳コーナーがあると便利です。座卓を1つ置けば、多少人数がオーバーでも、詰めればなんとか入っちゃうのが床座のいいところ。ダイニングに座った人と目線が合うように小上がりの高さを計画すれば、テーブルが分かれても会話がしやすくなります。

〈3〉趣味をたのしめる

小上がりの畳コーナーは、着物やお茶、お琴や三味線、習字といった趣味をお持ちの方にもおすすめです。和室があっても独立していたり、リビングから離れていると、「なかなか使う機会がない」という方も少なくない様です。リビング・ダイニング横の小上がりスペースなら、ちょっと空いた時間に「お茶でもたててみようかしら」なんて思ったり。リビング・ダイニングにあるだけで、活用の頻度がぐっとアップします。

〈4〉広すぎる空間を引き締める

リビング・ダイニングは”広ければよい”というわけではありません。広すぎると、かえって落ち着かなくなることも。そういうときに、小上がりの畳コーナーで空間のバランスをとるのがおすすめです。広すぎて間延びした空間を引き締めながら、家族みんながくつろげるスペースに。

小上がりの畳コーナーがあるリノベーション実例

畳というと”和”のイメージになりがちですが、モダンにすっきりとまとめることで、どのような空間にも溶け込みます。オープンのスペースだからこそ、さまざまな用途が生まれるのです。

マルチに活躍するリビング・ダイニングの小上がり

小上がりの畳コーナーがあるリビングにリノベーション craft

着物をお召しの奥さまのために、LDKの一角に小上がりの畳スペースを設けました。

着物や帯を大切に保管できる収納スペースや、着付けのためのミラーも設置。正面のドアは浴室・洗面室に続いています。暑い日は、着物を脱いだらお風呂に直行。テーブルを置けばダイニングにもなるし、引き戸をしめると客間にも。

玄関にも面しているため、靴を履くとき座るのにも便利です。さまざまな役割を持つ小上がりは、暮らしに寄り添ってくれそうです。

食事もできるセカンドダイニングの小上がり

ダイニングに小上がりの畳コーナーを リノベーションcraft

キッチンカウンターの前に小上がりの畳コーナーを設置。料理をスムーズに配膳できるレイアウトで、セカンドダイニングとしても活躍します。

ホテルライクな空間がお好きなお施主さま。LDKのテイストに合わせ、小上がりも和モダンなイメージに仕上げました。黒い縁なしの畳により、全体的にすっきりとしたイメージに。ブロンズミラー、割肌の石や大判タイルといった上質な素材にこだわり、ラグジュアリーに仕上げています。

動線上に小上がりを。ワンクッションが気分を変える

LDK+寝室というシンプルな間取り。LDKと寝室の間には、壁を天井まで立ち上げず、リビングとのつながりを感じられるようにしました。寝室の入り口には小上がりを設け、一段上がって寝室に向かう動線に。床の高さの変化によって、気持ちの切り変わりを促します。

上がり框は斜めにし、間接照明を入れてモダンなイメージに。デスクカウンターは、タワーマンションでよく見られる逆梁を活用して造作しています。

ソファに座った人と目線が合うように、小上がりの高さを設定。奥さまが趣味のバックづくりをたのしんだり、床座でくつろいだり。居心地のよさにもこだわりました。

〈番外編〉仕事の合間にほっと一息。書斎の畳スペース

ちょっと番外編。

ご主人さまの書斎に、畳スペースを設けたリノベーション実例をご紹介します。ダークトーンでまとめたシックな書斎。

天井まで届くほど大きな本棚がアカデミックな雰囲気を演出しています。こんな書斎なら、仕事に読書におもいっきり集中できそうですね。

そうして仕事に疲れたら、畳の上でごろりと休憩。横になってパラパラ雑誌をめくったり、ちょっとうたた寝したり。畳のあたたかい質感が、疲れた心をほぐしてくれそうです。

まとめ

小上がりの畳コーナーのメリットや、モダンなリノベーション実例をご紹介しました。

お子さまをお昼寝させたり、食事をしたり、客間にしたり、趣味をたのしんだり…。マルチな使い方ができる機能的なスペースです。

ただし、小上がりで気をつけたいのが建具です。お子さまがお昼寝したり、客間として使う時にゆるやかに仕切ることができるロールスクリーンや、開けたときにすっきりと見える引き込み戸など。小上がりで「どのように過ごすか」に合わせて、しっかりと間仕切りするか、ゆるやかに間仕切りするか。また間仕切りを設けず、リビング・ダイニングの一部にすると、空間をゆったりと使えます。

小上がりでの過ごし方をはっきりとさせたうえで、プランを考えることが大切です。

小上がりのあるリビングやダイニングなど、暮らしやすいリノベーションプランをご提案します。どこにもない、居心地の良い住まいをつくってみませんか?
 
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