お客様インタビューvol.46「リタイア後は、好きなことを好きなだけ」 | リノベーションスープ

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お客様インタビューvol.46「リタイア後は、好きなことを好きなだけ」

リタイアをきっかけに、お住まいのマンションをフルリノベーションしたKさんご夫婦。「毎日をもっと楽しく、丁寧に過ごしたい」と考えたとき、今の間取りとデザイン、それから収納もふくめて、すべてを変えたくなったそうです。

「ひとつひとつ自分たちで選んで決めた住まいは、心の大きな財産。新築マンションでは得られなかったもの」。そう話すご夫婦に、インタビューしました。

きっかけは「毎日の暮らしを楽しみたい」「もっと丁寧に暮らしたい」

CRAFT(以下C):こちらのマンションは15年前、新築で購入されたそうですね。リノベーションのきっかけを教えてください。

ご主人さま:やはり築15年にもなるとクロスが剥がれたり、ディスポーザーや給湯器の不具合が出てきました。私は「これらのリフレッシュだけでもいいかな?」と思ったけれど、「妻がフルリノベーションしたい」と。

奥さま:以前から収納や動線に不満を感じていたし、コロナで在宅時間が増え、「毎日の暮らしを楽しみたい」「もっと丁寧に暮らしたい」という気持ちが強くなりました。主人がリタイアするタイミングでもあったので、住まい全体を見直すことにしたんです。

C:リタイア後は自宅で過ごす時間が増えるので、「家」がより重要になってきますね。マンションの住み替えも検討されたのでしょうか?

奥さま:もちろんです。都心の新築マンションも検討したんですが、コンパクトなマンションが多く、価格もかなり上がっていますね。間取りもデザインもはじめから決まっていて、ちょっとつまらない。それなら「その金額をリノベーションにかけて、納得できる住まいにしたい」と思いました。

大手と比較。クラフトは「暮らしがイメージできる」プランを提案してくれた

C:会社選びでは、大手とクラフトを比較されたとうかがっています。クラフトの決め手は何だったのでしょうか?

奥さま:大手のよさもあったのですが、やっぱりプランですね。大手はプランが画一的でした。ベースのプランがあって、それを私たちの要望に合わせてカスタムしていくような方法でした。

でもクラフトさんはゼロから計画して、私たちの要望に合わせてオリジナルで考えてくださいました。ライフスタイルそのものをイメージできるようなプランだったんです。「ここで暮らしたら、こんな暮らしができるんだろうな」と想像できて。「暮らす人」のことを考えていることが、プランからはっきりと伝わってました。

「好きなことを楽しめる家」がコンセプト

C:正真正銘のオーダーメイドのプランだったんですね。リノベーションではどのようなご要望があったのですか?

奥さま:ひとつが「好きなことを楽しめる家」です。実はリタイアしたら、夫婦で世界一周旅行をするつもりだったんです。でもこのような状況下で行けなくなってしまい…。それなら、自宅で好きなことを楽しもう!ということに。

ご主人さま:
ふたりとも映画や動画を観るのが好きなので、リビングとダイニングにはそれぞれTVを2つ設置しました。妻はフランスや北欧のライフスタイルや料理の動画をよく観ています。私は畳で過ごしたかったので、リビングの一角に畳スペースをつくってもらいました。

C:「自宅でどう過ごしたいか」からプランニングしていったんですね。キッチンはオープンでかなり広くなり、使いやすそうです。

奥さま:料理やお菓子づくりが好きなので、キッチンは広めにしていただきました。デザイナーさんが「眺望を活かせるようキッチンを移動しましょう」とご提案くださったので、キッチンからも窓の景色が見えるようになっています。今まで独立したキッチンだったので、お客さまがいらしても一人で料理をして寂しくて…。
今では外を感じたり、お話ししながら料理ができるようになりました。

「整頓されたすっきり空間」を叶える大きなWTC

C:寝室サイドには大きなWTC(ウォークスルークローゼット)がありますね。大きな収納を一箇所にまとめていらっしゃいますが、使い勝手はいかがですか?

奥さま:すごく便利です。これまでは収納が分散し、どこに何があるかわかりにくかったんです。それで「整頓されたすっきり空間にしたい」とデザイナーさんにお伝えしました。

今回のWTC(ウォークスルークローゼット)は、持ち物がぴったり収まるようにつくっていただいています。さらに出入り口が2箇所あるので通気性がよく、雨の日は天井につけていただいたホスクリーンに洗濯物を干せます。そのほか、洗面室に室内物干しをしまうスペースをつくってくださったり。暮らしてみてあらためて「こんなに細かいところまで考えてくださっていたんだな」と感心しました。

C:LDK~寝室~WTC(ウォークスルークローゼット)~洗面室という動線と、玄関~パントリー~キッチンの動線。家全体を大きく回遊できる2つの動線が特徴的ですね。

奥さま:玄関から直接パントリーに入り食材をしまったり、帰宅後すぐに洗面室で手を洗って、WTCで着替えたりと、とてもスムーズに過ごせるようになりました。クラフトさんのHPの事例を見て「動線」の大切さを知っていたのですが、具体的に「こんな動線がいい」とはお伝えしませんでした。するとデザイナーさんが私たちのライフスタイルから、ぴったりな間取りを計画してくださいました。

玄関がきれいだと、気持ちにゆとりが生まれる

C:お話をお聞きすると、おふたりの暮らしに合わせて丁寧にプランニングされたことがよくわかります。お住まいの中でとくにこだわられたのは、どちらですか?

奥さま:意外かもしれませんが…玄関です。スペースを広げてゆったりとさせて、素材にもこだわりました。土間から玄関ホールの先、リビングの一部まで床のタイルが続いていて、それがガラス越しに見える様子が伸びやかで気に入っています。

壁はイタリアの漆喰なので、ルイスポールセンのライトのやわらかい光が当たると陰影が本当にきれいです。玄関が美しいと、帰宅時にうれしくなります。気持ちにゆとりが生まれるんですね。

C:おっしゃるとおり、玄関は住まいの中でもとくに大切な場所ですよね。ゲストへの印象も左右すると思います。ユニバーサルデザインにもこだわられたとか。

奥さま:はい。主人のリクエストのベンチは、タイルで造作してモダンなイメージに。それから麻のロープを巻いた手すりや、上がりやすい低い框。デザイン性を損なうことなく、ユニバーサルデザインを取り入れていただきました。

素材や設備選びでは、予算配分がむずかしかった

C:プランニングで悩んだり迷ったりすることはありましたか?

奥さま:設備や素材にかける予算の配分に悩むことが多かったです。でもその都度、デザイナーさんから的確なアドバイスがありました。

たとえば、リビングダイニングの床と壁の素材にこだわりたいけれど、予算オーバーになりそうで迷ってたとき。「質感がダイレクトにわかる床は、妥協しないほうがいいですよ」と教えていただきました。それで床はナラの挽き板フローリング、壁は基本クロスで一部タイルにするなどしてコストバランスを図ることに。実際に完成した住まいを見たら、よい木は見た目も肌ざわりも違いますし、デザイナーさんの言う通りフローリングはこだわってよかったな、と感じています。

コーヒーを豆から淹れたり...引っ越し後、変わりつつある暮らし方

C:お引っ越しされてから、おふたりの暮らしは変わりましたか?

奥さま:お互いの過ごし方を尊重しつつ、一緒に過ごす時間も楽しむようになりました。豆を挽いてコーヒーを淹れたり、茶葉から丁寧にお茶を入れたりと、丁寧な暮らしに近づいているような気がします。

また、ふたりとも食べることが大好きなので、週末はナチュールワインに合ったお料理を作っています。いつもキッチンに立つのがうれしくて。新しい料理に挑戦したり、昔やっていたケーキ作りを再開しています。それから料理に合う器や、畳スペースの壁に飾る水墨画など、新しい暮らしに合わせて少しずつアイテムを増やしていくのも楽しみのひとつです。

ご主人さま:私は畳の上でクッションにもたれかかって、読書や音楽鑑賞をしています。畳だと、眠くなったらそのまま横になれるのでいいですね。また妻が料理をしている間、私がリビングのテスクスペースでPCを使うことも。妻が仕事で外出している日は、私がマイペースに夕飯を作ります。眺めがいいので、料理中も気持ちがいいです。少しつづですが、私たちの暮らしは変わっていると思います。

丁寧なアフターサービスにも大満足

C:リノベーションは既存を活かすので、暮らしていくうちに不具合が出てくることがあります。アフターサービスもご利用いただいていますが、担当の対応はいかがでしたか?

工事担当の方は、ご連絡するたびにとても丁寧に対応してくださいました。現場をきちんと見て、どのように改善するかじっくり考えてくださって。とても頼りになりました。職人さんも感じがよい方ばかりですね。「リノベーションはデザインや工事だけじゃなく、メンテナンスも大切なんだな」と実感しています。

フルリノベーションは大きな出費ですし、時間も労力もかかります。でもひとつひとつを自分たちで選んだ愛着のある住まいは、心の大きな財産となりました。

これは新築マンションへの買い替えでは得られないと思います。私たちはやっぱり、リノベーションを選んで正解でした。

コンセプトを決めて、そこからブレない

日頃から「どんな風に暮らしたいか」を考え、たくさんの情報を集めていたというKさん。クラフトの事例や住宅雑誌、普段の生活の中で出会った空間など、「理想の住まい」のストックを増やしていたそうです。集めるときのポイントは、リビングや玄関の空間別のイメージ、床やタイルといった素材別のイメージ、照明他のイメージ別とカテゴライズすること。「集めてみると共通項が見えてきて、自分の求めるものが客観的にわかってきました」と教えてくださいました。

大切なのは最初にコンセプトを決め、そこからブレないこと。「ここがしっかりと決まれば、その後の設備や素材選びで迷うことはないと思います」(奥さま)。ご自身でコンセプトを決めてもいいけれど、「好きなこと」「やりたいこと」をデザイナーに話して一緒にコンセプトを作るのもひとつの方法です。

お引越し後も、そのコンセプトに合わせてインテリアや小物を変えているというKさんご夫婦。ご夫婦の暮らしの変化は、まだまだ続いているようです。

※物件の詳細は〈リノベーション事例#20039〉からご覧ください。

戸建て・マンションのフルリノベーションを行っています。丁寧でオリジナリティのある住まいづくりが得意。こだわりのある住まいをご希望の方はぜひご相談ください。
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