スケルトン天井で天井をもっと高く! ラフに開放感に | リノベーションスープ

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スケルトン天井で天井をもっと高く! ラフに開放感に

リノベーションcraft

リノベーションで「天井を高くしたい」「天井をコンクリート躯体あらわしにしたい」といったご要望をいただくことがあります。こんなときに取り入れたいのが、スケルトン天井です。

コンクリート躯体のままで、経年変化を感じるラフな仕上がりに。

凹凸を残しながら塗装して、モダンですっきりとした仕上がりに。

同じスケルトン天井でも、さまざまなイメージをつくることができます。今回は、スケルトン天井の魅力を探ります!

スケルトン天井とは?

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一般的に、住まいの天井は“ボード天井”といって、石膏ボードの上にクロスや塗装が施されています。皆さまも天井を仰いでみてください。フラットでキレイな状態ですよね?

それに対してスケルトン天井は、そのボード下地を撤去し、躯体だけになった天井のこと。RC造のマンションならコンクリート躯体、ダクトや配線、梁がまる見えです。普段は見えない部分ですから、コンクリートが欠けていたり、変色していたりして…決してキレイだとは言えません。

でもそこがかっこいい、スケルトン天井。

ただし、これまで二重天井だったところを直天井にする場合は「上階の音が気になるかも…」と心配になるかもしれません。たしかに遮音性が下がりますが、実際にスケルトン天井にした方に聞いてみると、「それほど気にならない」ということでした。気になる方は、スケルトン天井を取り入れる前にリノベーション会社に相談しておきましょう。

スケルトン天井のメリット

スケルトン天井は、ただ単純に「かっこいい」というわけではありません。実はたくさんのメリットがあるのです。リノベーション実例から、スケルトン階段のメリットをご紹介します。

スケルトン天井は〈天井高をアップできる〉

基本的に、最近の一戸建てやマンションの天井高は2.4~2.5m程度です。しかし築年数の古い物件には、2.3mしかないケースもあります。天井がここまで低いと、やはり窮屈に感じます。こうした時こそ、天井高をアップできるスケルトン天井が有効です。

こちらは築16年のマンション。スケルトン天井でご希望の天井高を実現しました。

使わない和室を取り込んで、大きなLDKに。窓からはたっぷりと自然光が注ぐ伸びやかな空間に一新。明るいフローリングによって、コンクリート躯体のイメージがやわらいで、優しいイメージになりました。

設備や配管の状態によりますが、『天井高の低さ』が気になる方は、スケルトン天井がおすすめです。

スケルトン天井は〈コンクリートのクールさを演出できる〉

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コンクリートのクールさ、無骨さ、男っぽさ、ラフさ、そして経年変化の趣。これらをインテリアとして活かせることも、スケルトン天井のメリットです。

こちらのマンションは天井のボードを撤去し、コンクリート躯体と梁をそのまま活かしています。築22年でほどよく経年した天井。床はモルタル、壁にアンティーク煉瓦、棚に古材や黒革鉄とラフな素材で統一感を演出。一方で左サイドの壁は白く塗り、清潔感をプラス。無骨ながらも上品さが漂う空間に仕上げたこともポイントです。

インダストリアルデザインやSOHOのような雰囲気がお好きな方にも、スケルトン天井がおすすめです。

スケルトン天井は〈塗装でキレイめインテリアも〉

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スケルトン天井でキレイめな空間をつくることも可能。コンクリート躯体を塗装することでイメージが大きく変わります。

こちらは築34年のマンション。もともと低い天井高でしたが、リノベーションで天井のボードを抜いて天井高をアップしました。さらにコンクリート躯体に直接塗装。コンクリートの凹凸のラフさを残したまま、すっきりとしたイメージに仕上げています。

ウォールナットの床やオークのキッチンカウンター、黒い壁といったシックなインテリアにさりげなく調和するスケルトン天井。大人がくつろぐのにふさわしいLDKとなっています。

ラフさと上品さが欲しい方は、スケルトン天井の塗装もおすすめです。

スケルトン天井は〈シルバーダクトあらわしでSOHO風に〉

コンクリートのスケルトン天井を通るシルバーのダクト。まさにNYのロフトアパートメントのような趣です。

こちらはシルバーの排気ダクトをあらわしにしました。経路を検討し、整然と見えるように。電気配線もシルバーの配管に通し、コンクリート躯体のアクセントにしています。墨入りモルタルの土間、黒皮鉄の上がり框といった無骨な素材感とメタリックなダクトが、コンクリートのスケルトン天井に馴染んでいますね。

空間をとことん作り込みたい方は、使う素材にもこだわってみましょう。

スケルトン天井の照明はどうするの?

これまでの事例をご覧いただいたらおわかりかと思いますが、スケルトン天井の照明はダクトレール+スポットライトを使うケースがほとんどです。

なぜかというと、ダクトレールは配線を兼ねているからです。ケーブルが必要ないため、天井をすっきりと見せることができます。また、ダクトレール照明なら、スタジオ的な雰囲気でコンクリート躯体の天井にフィット。レールの長さと照明の数も自由自在です。デザイン性と使い勝手の点から見て、スケルトン天井はダクトレール照明とのマッチングがよいと思います。

スケルトン天井にする場合の注意点

最後に、スケルトン天井にする前に知っておきたい注意点をご紹介します。

〈直天井だと、これ以上天井高はアップしない〉
もともとが直天井の場合、せっかくスケルトン天井にしても天井が高くなりません。「コンクリート躯体の天井がいい!」という場合はそれでよいかもしれませんが…。また、梁も低いまま残ることとなります。直天井だと、スケルトン天井にするメリットが1つ減ります。

〈スケルトン天井が浮いてしまう〉
「スケルトン天井にしたからかっこいい」とは限りません。スケルトン天井にしたのに、床や壁は普通のデザイン。これでははただの汚いコンクリートにしか見えません。テイストに合った素材を選びましょう。

〈解体してみないと状態がわからない〉
解体してみないとコンクリート躯体の状態がわからないということ。期待通りに経年している場合もあれば、「思ったよりキレイだったな」という場合も。また、築年数の古いマンションは上階の排水管が出てる可能性が高く、その場合は水の流れる音がダイレクトに響きます。『本当にスケルトン天井にしたほうがいいのか』は、解体してみないとわかりません。

まとめ

スケルトン天井についてご紹介しました。

コンクリートの変色、クラック、凹凸。そしてダクトの直線。スケルトン天井は、天井高をアップし、スタイリッシュ感を演出するための方法の1つです。スケルトン天井にすることで、部屋の過ごしやすさが大きく変わります。

ただし、スケルトン天井といってもインテリアのテイストはさまざまです。明るいフローリングの優しいスケルトン天井の家、モルタルや古材を使った無骨なスケルトンの家、スケルトン天井を塗装したキレイメな家。好みのテイストをリノベーション会社のデザイナーに相談してみましょう。

ラフな大人の空間を演出するリノベーション事例をご紹介。コンクリート躯体のラフな質感をインテリアに取り入れてみましょう。オーダーメイドのプランをご提案します。

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