タワーマンションのリフォームでは、どのようなことができるのでしょうか?
廊下や居室を取りこんでリビングを広げたり、窓の景色を美しくゴージャスに見せたり。デザイナーのアイデア次第で、さまざまなリフォームが可能です。
今回はタワーマンションのポテンシャルを活かし、デメリットをメリットに変えたタワーマンションリフォーム事例をご紹介します。
廊下と隣室を取り込んで、広くて眺めのよいリビングに
これはタワーマンションに限ったことではありませんが、「リビングが狭くてくつろげない」というお悩みを聞くことがあります。
そんなときは、リビング・ダイニングに面した個室や廊下、キッチンを取り込んでLDKを拡大しましょう。梁があるので限界がありますが、天井高をアップするとさらに開放感が生まれます。
またこうした壁が、タワーマンションのせっかくの景色を台なしにしていることもありますよね。壁を撤去することで、明るさとパノラミックな眺めをすべて、リビングに取り込むことができます。タワーマンションリノベーションでは、まずはリビングの明るさと眺望を見直しましょう。
窓を中心にレイアウト。景色が映えるように
景色が気に入って購入したタワーマンション。その眺めをLDKのハイライトにしてみませんか?
こちらは眺めのよい窓を中心に、シンメトリーにレイアウトしました。両サイドの壁と窓まわりをチャコールグレーにすることで、外の景色をフレーミング。まるで絵画を飾るように、きらびやかな景色を飾ることができました。
どこで過ごしていても、自然と窓の外に意識が行くように視線をコントロール。タワーマンションリフォームでは、ポテンシャルを活かしてプランニングすることが大切です。
室内窓で、個室に光を届ける
内廊下のタワーマンションでは、窓がない個室があることも。たいていリビングとひと続きで、DENや納戸やサービスルームと表記されています。
さて、問題はこの部屋の用途。子供部屋にするのも可哀想だし、そうかと言って物置にするのはもったいない…。
こんな時におすすめなのが、室内窓です。
リフォームでリビングと個室の間に室内窓を設置。自然光がたっぷりと届き、明るい空間に。夜は夜で、美しい夜景を共有できます。
リビングのドアをガラスに。廊下を明るく伸びやかに
タワーマンションのリビングは窓が大きくて明るい反面、玄関側は暗いことがほとんどですね。「このギャップを埋めたい」という方は、リビングの入口ドアをガラスにしてみましょう。
玄関に入った瞬間にリビングの眺望が視界に入り、ゲストへのインパクト大。床には白く光沢のある大判タイルをリビングから連続させ、伸びやかに。リビングの自然光が白いタイルに拡散し、より明るい玄関に生まれ変わりました。
タワーマンションのメリットを活かしたリフォームです。
邪魔な逆梁...カウンターや飾り棚として活用
タワーマンションでときどき見られるのが逆梁。採光や眺望面でのメリットはあるものの、なんとなく「邪魔だなあ」と思う方もいるようです。
タワーマンションリノベーションでは、構造上のデメリットを活かします。たとえばこちらの事例では、逆梁の上に木の天板を設けてデスクカウンターに。床は小上がりにし、奥さま趣味の手芸をたのしむスペースとしました。
同じ発想でベンチにしたり、小物を飾るスペースにしたり。デザイナーのアイデア次第でメリットに変わります。
バスタブの配置を変えて、景色を見ながら入浴できるように
「入浴中も景色が見えるといいのに」と思ったことはありませんか? タワーマンションリフォームなら、そんなご希望も叶えます。
こちらはバスルームをやや拡大し、バスタブを窓際にレイアウト。ゆったりとしたバスタブに浸かりながら、タワーマンションの贅沢な眺望をたのしめるようになりました。
洗面室との間の間仕切りとドアはガラスに。さわやかな朝日をたっぷりと受ける洗面室で、気持ちよく身支度ができそうです。
まとめ
タワーマンションのリフォーム事例をご紹介しました。
タワーマンションは眺めがよい、リビングが明るいといったメリットがある反面、個室に窓がなかったり、逆梁があったり、廊下が暗かったりといったデメリットがあります。タワーマンションリフォームでは、メリットを最大限に活かしながらデメリットを解消することが重要です。
タワーマンションをリフォームする際は、たくさんのアイデアを持つリフォーム会社に依頼しましょう。また経験も重要。タワーマンションは管理組合が厳しいため、リフォーム工事では特別な注意が必要だからです。
タワーマンションリフォームは、まずは信頼できるリフォーム会社を探すことから始めましょう。
タワーマンションリフォームの事例を多数ご紹介。通常よりも工期がかることがあるため、できるだけ早い段階でリフォーム会社に相談するのがベスト!