タワーマンションの住み心地ってどうですか? | リノベーションスープ

タワーマンションの住み心地ってどうですか?

豊洲、大崎、品川、武蔵小杉、みなとみらい….タワーマンションの人気が衰えませんね。一度タワーマンションの住み心地を知ってしまうと、もう普通のマンションには戻れないのかもしれません。

タワーマンションは”眺めがよいこと”以外にもたくさんのメリットがあります。たとえばタワーマンションは駅近くで大開発エリアにあるため、利便性は抜群。24時間管理体制でセキュリティーも申し分なく、マンションによってはプールやラウンジ、フィットネスなどが併設されています。

今回は、『タワーマンションの住み心地』を解明してみます。

〈タワーマンションの住み心地1〉眺めがよくて開放的

タワーマンションリノベーション
タワーマンションリノベ―ションcraft

タワーマンションは高い。景色ををさえぎる邪魔な建物がないぶん視界が広く、遠くまで見渡すことができます。立地によりますが、海や遠くに連なる山々、都会的にきらめく夜景など。こんな贅沢な景色、中層・低層マンションや一戸建てでは絶対にあり得ないことです。

せっかくタワーマンションに住むなら、その眺めを最大限に活かしたインテリアを心がけたいところですね。ソファやダイニングテーブルに座ったとき、自ずと景色が視界に入るようにレイアウトするのもよし。あえて照明を抑えて夜景を輝かせるのもよし、窓をフレーミングするような壁の色で景色を強調するのもよし。夜空を眺めながらバスタブに浸かるなんて最高に贅沢ですね。

〈タワーマンションの住み心地2〉リノベーションで大空間に

タワーマンションリノベーション
タワーマンションリノベーションcraft

タワーマンションの構造、考えたことはありますか?

あれだけの高さを支えるのですから、低層マンションと同じ構造では重さに耐えられません。タワーマンションの基本構造は鉄筋コンクリート(RC)のラーメン構造。柱と梁のフレームで荷重を支える構造です。柱と梁は一体となっており、柱の上(もしくは下)には必ず梁があると考えてよいでしょう。

しかし、タワーマンションの場合、柱はほとんど四隅にあります。ですので、リノベーションでは壁を移動して自由に間取り変更をすることができます。2×4工法の一戸建てや、壁式構造の低層マンションなんかよりもよっぽどプランの自由度が高くなるのです。

こちらはタワーマンションのリノベーション実例です。キッチンを縮小してリビング・ダイニングを拡大しています。窓際に大きな柱がありますが、その凹凸と逆梁(床から立ち上がる梁)を利用し、ベンチを兼ねた飾り棚に。ゆったりとしたソファやダイニングテーブル、PCデスクを置いてもまだまだゆとりの広さです。

〈タワーマンションの住み心地3〉静かに休める

「タワーマンションって、道路の音なんかでうるさいんじゃないの?」とよく聞かれます。

たしかに、電車や道路、風の音が聞こえますが、ほとんどのタワーマンションはインナーサッシやペアガラスが設けられています。そのため「外の音はそれほど気にならないけど?」という方がほとんどです。タワーマンションだから、ということよりも立地が幹線道路や新幹線の近くかどうかが大きく影響します。つまり、中層・低層マンションでも一戸建てでもあまり関係ありませんね。購入前に外の騒音を確認したいのであれば、中古のタワーマンションを購入するのもおすすめです。

景色が開けた部屋に寝室をレイアウトし、夜景を眺めながら眠りにつけるように。しかし、寝室はあまり開放的すぎると落ち着きません。あえて天井の端を下げ、間接照明を入れて落ち着きをもたらしました。ハイクラスなホテルのようです。

〈タワーマンションの住み心地4〉念のためデメリットも

デメリットとするか、「これくらい」と受け入れるか?

上記以外にも、タワーマンションには24時間体制の監理、フィットネスやバーといった施設の充実、近所にスーパーや銀行が近いといったメリットがあります。しかしタワーマンションには、デメリットがあることも事実です。きちんと理解した上で、理想的な暮らしができるかどうかを判断しましょう。

〈管理費が高い〉
フィットネスやゲストルームが併設されている場合、維持費がかかるため。

〈洗濯物を干せない〉
窓は開閉できないFIXガラスでバルコニーがない。もしくはバルコニーがあっても強風のため、外に干せない。

〈エレベーターは待つ〉
住戸に対して設置基数が少なかったり、上層階と下層階で分かれていない場合は待ち時間が長い。

〈揺れる〉
タワーマンションは制震構造か免震構造のため、地震のときに大きく揺れる。風で揺れることも。
しかしこのために地震に強いことも事実で、一概にデメリットとは言えませんね。

これをデメリットとして諦めるか、タワーマンションのポテンシャルを重視して受け入れるか。あなた次第です。

まとめ

新築タワーマンションは、青田買いが基本です。つまり、眺めや空間構成を確認することなく、イメージCGなどを見て購入を決めることに。しかし、これではタワーマンションが完成した後、「目の前の建物が気になるな」とか「意外と窮屈だね」なんてもこともあり得ますね。

その点、中古のタワーマンションなら、購入前に”どこから何が見えるか”を確認できることはもちろん、陽当たりや風通し、またご近所さんの様子や管理体制などをチェックできます。タワーマンションは管理体制が厳しいとされていますが、ルールさえきちんと守れば、お好きな間取りとデザインでリノベーションできます。中古で実物を見て、納得できるタワーマンションを買い、新築のようにリノベーションする方も増加中です。

タワーマンションは単なるステータスではなく、住み心地にこそ人気の理由があるようです。

通常のマンションよりも制約の多い、タワーマンションリフォーム・リノベーションについて詳しくご説明しています。タワーマンションの魅力を最大限に引き出すプランニングが得意です!

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