北欧インテリアでつくる「ヒュッゲ」なリビング・ダイニング | リノベーションスープ

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北欧インテリアでつくる「ヒュッゲ」なリビング・ダイニング

北欧インテリアでつくる“ヒュッゲ”なリビング
北欧インテリアに リフォーム実例 CRAFT#454

数あるインテリアテイストのなかでも、根強い人気を誇る北欧インテリア。

はるか遠い北欧のデザインに、日本人はなぜ惹きつけられるのでしょうか。ステイホームの今こそ、住まいの居心地にこだわる北欧のライフスタイルに暮らしのヒントを学びませんか。

北欧インテリアの歴史と流行

北欧とは、一般的にデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドなど、スカンディナヴィア半島を中心とした国々のこと。高緯度に位置しているため冬の期間が長く、日照時間が大変短いことが特徴です。

必然的に家で過ごす時間が長くなることから、暮らしの楽しみ方や住空間の心地よさを高める工夫が追求され、デザインや機能性に優れた北欧スタイルのインテリアが発達しました。

日本における北欧インテリアの最初のブームは1970年代。最近では1990年代半ばから大きな流行となりましたが、北欧インテリアのシンプルで洗練されたデザインは日本の生活にも浸透し、一過性のブームにとどまらず定番化しました。

北欧の「ヒュッゲ」なライフスタイル

北欧のライフスタイルが注目を集めるようになり、「ヒュッゲ」という言葉が知られるようになりました。ヒュッゲ【Hygge】とはデンマーク語で、「心地よい雰囲気」「気分の良い時間」といった意味があり、厳しい冬の時間を快適に過ごすための心の持ち方を示す概念です。

また、スウェーデンには「甘いものと一緒にコーヒーを飲む」という意味の「フィーカ(フィカ)【Fika】」という生活習慣があります。コーヒーに限らず好きな飲み物とおやつでほっと一息つき、同僚や家族とおしゃべりを楽しむための時間です。北欧では就業時間内にフィーカを設けている企業も多く、「仕事から離れて休息しなければならない」のだとか。

北欧では、物質的な豊かさよりも、居心地の良い空間や幸福感を大切にする価値観が根付いています。長い時間を過ごすリビングに北欧テイストを取り入れることで、住まいを心地よくすることができそうです。

北欧インテリアが人気の理由

北欧家具の魅力は、シンプルな美しさと機能性を兼ね備えているところ。ハンス・J・ウェグナーの「Yチェア」や、アルネ・ヤコブセンの「セブンチェア」などの名作家具は、半世紀以上前にデザインされましたが、その人気は現在も衰えることはありません。素材の持つナチュラルな質感を活かした仕上げにすることで、洗練されたデザインにやさしい印象を加えています。

また、北欧インテリアのテキスタイルや食器などに用いられるパターンには、植物・鳥・動物といった自然のモチーフを大胆にデザイン化したものが多いです。長く使っても飽きのこないシンプルで洗練されたデザインと、自然の温かみが感じられる素材感、このふたつが北欧インテリアの特徴であり人気の理由といえます。

北欧インテリアのリビング・ダイニング実例1

北欧インテリアでつくる“ヒュッゲ”なリビング
北欧インテリアに リフォーム実例 CRAFT#17242

白とブルーグレーの組み合わせが爽やかな、北欧インテリアのリノベーション事例です。既存の細かく区切られた間取りでしたが、独立キッチンを対面タイプに変更し、廊下や居室を取り込むことで、広々としたLDKが生まれました。

フローリングは、木目がグレイッシュに浮き上がるオーク挽板に。リビングのドアや壁の一部をブルーグレーに塗装してアクセントとしています。モノトーンの空間のなかにも自然の心地よさを感じられるよう、グリーンをバランス良く配置しました。

北欧インテリアのリビング・ダイニング実例2

北欧インテリアでつくる“ヒュッゲ”なリビング
北欧インテリアに リフォーム実例 CRAFT#17198

シックな北欧テイストのリノベーション事例です。近年は開放的なLDKが主流ですが、こちらの事例ではあえて間にキッチンを配置し、空間の連続性を保ちつつリビングとダイニングで気持ちを切り替えられる間取りとしました。

フローリングはあたたかな色合いのオークを採用。隣接する居室のクラシカルなモールディングドアが、北欧テイストのキッチンと調和しています。

北欧インテリアのリビング・ダイニング実例3

北欧インテリアでつくる“ヒュッゲ”なリビング
北欧インテリアに リフォーム実例 CRAFT#18031

コレクションの絵画やアンティークをディスプレイできるように空間構成したリノベーション事例です。リビング・ダイニングには、アルネ・ヤコブセンのアントチェアやエッグチェア+オットマンといった北欧家具の配置を前提にプラニングしました。

隣接する書斎は、床をヘリンボーン張りのフローリングに切り替えることでゆるやかにゾーニング。モダンな色味にまとめたキッチンに、壁のサブウェイタイルやキャビネットの框扉がアクセントを加えています。

まとめ

冬のステイホーム時間の長さから、インテリアデザインが発達した北欧。シンプルで洗練されたデザインのなかに感じられる、素材の温かみが特徴です。ヒュッゲなライフスタイルや価値観にも、学ぶことは多そうですね。

住まいの心地よさにこだわった、北欧インテリアへのリノベーションはいかがですか?

マンションや一戸建てを北欧インテリアにリフォームした事例を多数掲載しています。北欧の名作家具や自然素材を取り入れて、ヒュッゲな住まいに。

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