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ビルを自由にリノベーション!費用や注意点は?

ビルを自由にリノベーション!費用や注意点は?
ビルリノベーション CRAFT

住まいの購入を考えるとき、一戸建てかマンションか…と思い浮かぶ人は多いはず。そこに「ビルを一棟リノベーションする」という選択肢を加えてみませんか?

ビルのリノベーションには、どのようなメリットがあるのでしょうか?一般的なリノベーションとの違いや注意点、施工事例を確認してみましょう。

ビルリノベーションとは?

ビルリノベーションとは、事務所や店舗用などのビルを、住居用にリノベーションすること。相続したビルをリノベーションするケースのほか、リノベーションを前提に中古のビルを購入するケースもあります。ビル一棟をまるごと住居にすることもできますし、一部フロアをテナントや住宅に変え賃貸スペースにして家賃収入を得ることも可能です。

ビルをリノベーションするメリット

大空間が作りやすい

ビルは鉄骨造や鉄筋コンクリート造のため、室内に耐力壁や柱のない大空間を確保しやすいことが特徴です。広々とした間取りが実現できます。
 

利便性の良い物件が多い

ビルの多くが、駅に近いエリアや主要な道路に面した場所にあります。毎日の通勤や通学、休日のお出かけにも便利な立地が魅力です。
 

リノベの自由度が高い

マンションでは、リノベーションできるのは専有部分のみとなり、使用する床材の種類などに規約で制限が設けられているケースもあります。ビルの一棟リノベーションには、そのようなルールはありません。構造上の問題がなく法律の範囲内であれば、自由にリノベーションすることができます。

ビルリノベーションの注意点

多くのビルは、事務所や店舗用に設計されています。そのため、そのままでは居住用には不向きです。快適な住まいに生まれ変わらせるためには、いくつかのポイントをリノベーションの工夫でクリアしていく必要があります。
 

水まわりの新設が必要

一般的なビルには、キッチンや浴室がありません。そのため、居住用にリノベーションするためには、水まわりの設備と配管の新設が必要です。天井や床に違和感なく収まるように考慮した配管計画が設計上のポイントとなります。
 

採光に工夫が必要

一戸建てやマンションと異なり、ビルにはバルコニーがないことが多いです。この場合、陽があたる窓側へのインナーテラスの配置がおすすめです。お天気や外からの視線を気にせずに洗濯物を干すことができるため、バルコニーよりもメリットを感じられるかもしれません。

また、ビルは隣の建物と密着していることも多いため、日当たりが良くないことも珍しくありません。窓を大きいものに交換したり、トップライト(天窓)のある場所にリビングを配置したりするなど、プランニングの工夫が大切になります。
 

快適性の向上が必要

ビルの築年数が古く、外壁や屋上などに劣化がある場合は、修繕工事を行い建物の寿命を伸ばします。また、ビルの断熱性能が低く結露が生じている場合は、窓を複層ガラスや二重サッシに交換したり、壁や床の内側に断熱材を追加したりする必要があります。

ビルリノベーションの費用について

ビルのリノベーション費用の計算方法は、一戸建てやマンションの場合と基本的には変わりません。また、堅牢な鉄骨造や鉄筋コンクリート造は、補強工事が必要な古い木造一戸建てをリノベーションする場合に比べて、総合的には安く済むケースもあるのです。もちろん、建物の状態が悪く、大規模な修繕工事が必要になる場合はその限りではありません。

ビルリノベーションの事例1

相続した6階建てのオフィスビルをリノベーションした事例です。築40年以上のRC造で構造躯体はしっかりしていたものの、内装の老朽化が進んでいたことから、1階以外への借り手がなかなか付かない状態でした。

そこで、1〜4階はテナントへの賃貸スペースとして、日当たりと眺望が良好な5〜6階は施主さまご夫婦の自宅としてリノベーション。外壁やサッシを一新したほか、エントランスにはオートロックや宅配ボックスを新設して、機能性と資産価値を高めています。

ビルリノベーションの事例2

ビルの一部を居住用にリノベーションした事例です。ご実家が所有するビルの2・3階に移り住むことにした施主さま。事務所用のスペースだったため、水まわりを新設。また、バルコニーがないため、日当たりが良好な洗面室に物干しスペースを設けています。

「シンプルな空間に」というご希望から、間仕切り壁を最小限とした間取りです。階段ホールの壁を撤去して、上下階をつなぐメゾネットタイプに。ワンルームのように視線が抜ける、開放的な住まいに生まれ変わりました。

ビルリノベーションの事例3

賃貸用ビル一棟を、ご自宅にリノベーションした事例です。リノベーションを前提に、4階建てのビルを購入した施主さま。もともとはフロアごとに独立した賃貸住宅でしたが、1階を駐車場に、2〜4階を居住用に生まれ変わらせました。

階段室を室内に取り込むことで、居住空間を拡大しています。3方をほかの建物に囲まれているため薄暗い印象でしたが、窓を天井から床までの大きなものに交換して、光を無駄なく取り込めるように。外壁や屋根も塗り替えて印象を一新しています。

まとめ

ビルのリノベーションには
・利便性が良い
・大空間が作りやすい

といったメリットがあります。

また、プラニングのポイントは下記の通り。
・水まわりの新設
・採光を確保する工夫
・快適性の向上

一戸建てやマンションだけでなく、「ビルのリノベーション」を住まいの選択肢に加えてみてはいかがですか?

ビルリノベーションの施工事例を豊富に掲載しています。アイデア次第で自由に空間を一新。建物の一部を賃貸スペースにすることも可能です。
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