マンションの部分リフォームとフルリフォーム、費用対効果が高いのはどちら? | リノベーションスープ

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マンションの部分リフォームとフルリフォーム、費用対効果が高いのはどちら?

マンションの部分リフォームとフルリフォーム、費用対効果が高いのはどちら?
マンションフルリフォーム実例 CRAFT#18534

マンションのリフォームを検討するとき、「フルリフォームはお金が掛かるからまずは部分リフォームで良いかな…」と考える人も多いのではないでしょうか。でも、「とりあえず」部分リフォームを選択すると、最終的には割高になってしまう可能性もあるのです。

部分リフォームとフルリフォーム、本当の意味でコストパフォーマンスが高いのはどちらなのでしょうか?

部分リフォームよりもフルリフォームがおすすめの理由

マンションを部分的にリフォームすることで、リフォームしなかった部分が目立つようになることがあります。それまではさほど気にならなかった汚れや古さが目に付くようになってしまうと、結局追加でリフォームすることになるケースも少なくありません。それならば、最初からフルリフォームを選択したほうが効率的ではないでしょうか。
 

マンションフルリフォームの費用相場

マンションのフルリフォームにかかる費用は、工事の内容や設備のグレードによって大きく異なってきますが、CRAFTでは【施工面積(㎡)×23万円ほど】が大まかな目安です。一般的なファミリー向けマンションの広さとして70㎡に換算すると1,400〜1,600万円ほどとなります。

この費用相場は、一見高額に感じるかもしれません。しかし、小さなリフォームを繰り返すと、最終的な工事費用の総額はフルリフォームよりも高くなってしまうことがあります。まとめてフルリフォームしたほうが、結局は割安になることが多いのです。

また、フルリフォームはマンションの資産価値向上にもつながるため、将来的に売却しやすくなるというメリットもあります。
 

マンションフルリフォームの期間

マンションのフルリフォームにかかる期間は、着工〜引き渡しまで約3〜5ヶ月。プラン二ングの期間も含めると、ご相談から完成まで約5〜8ヶ月ほどかかります。もちろん、リフォーム面積や工事内容によって期間がさらに伸びることも。部分リフォームはフルリフォームに比べて工期は短めです。

また、フルリフォームでは家全体に手を入れるため住みながらの工事は難しく、仮住まいをすることになります。仮住まいは引越しや家賃などの出費が掛かりますが、住みながらリフォームする際に生じる工事中のホコリ・騒音・人の出入り・設備の使用が制限されるといったストレスもなく過ごせることがメリットです。

マンションのフルリフォームで実現できること

部分リフォームでは実現できないことも、フルリフォームなら可能になります。
 

間取りを一新することができる

部分リフォームは、既存の間取りをベースに設備を入れ替えたり内装を新しくしたりするものですが、フルリフォームなら間取りを大きく変えることが可能です。例えば独立キッチンから、リビングダイニングと一体の開放的なLDKに変更したり、廊下を取り込んで広々とした居室に変えたりすることができます。間取りや収納計画を見直すことで、効率の良い生活動線を描くことができる、暮らしやすい住まいに生まれ変わらせることができるのです。
 

配管や配線を一新することができる

マンションのフルリフォームの多くが、スケルトンリフォームという方法で施工されます。スケルトンリフォームとは、室内の設備や建具などを可能な限り取り払い、一旦空の箱のような状態にしてから、リフォーム工事を行うものです。床材や間仕切り壁などをすべて撤去するため、その奥にある古くなった配管や配線を一新することができます。
 

断熱性を向上させることができる

部分リフォームでも、既存の窓に内窓を追加して二重窓にすることで、断熱性能をアップすることができます。さらにフルリフォーム(スケルトンリフォーム)なら、壁や床の内側へ断熱材を追加することができるため、より高い断熱性能の向上を実現することが可能です。

マンションフルリフォーム事例:美しい陰影

マンションの部分リフォームとフルリフォーム、費用対効果が高いのはどちら?
マンションフルリフォーム実例 CRAFT#18096

新築時からお住まいのマンションを、天井カセットエアコンの故障をきっかけにフルリフォームした事例です。プランのご希望は、窓からの眺望の良さを活かすことと、デザインを一新することでした。居室2つを取り込み、キッチンを大きく移動することで、眺望の開けた伸びやかなLDKを実現しています。

天板に黒皮鉄を用いたTVボード、玄関からダイニング・キッチンまで連続する石目タイルの床、木製ルーバーを施した天井など、随所に重厚感のある素材を採用。自然光により美しい陰影が生まれる、シックな空間に生まれ変わりました。

マンションフルリフォーム事例:回遊する動線

マンションの部分リフォームとフルリフォーム、費用対効果が高いのはどちら?
マンションフルリフォーム実例 CRAFT#17242

3LDKからゆとりの1LDKへと、間取りを大幅に変更した事例です。マンションの新築当時からお住まいでしたが、間取りもデザインも気に入っていなかったことから、築20年のタイミングでフルリフォームのご依頼をいただきました。

物置と化していた和室もあり、空間を無駄なく活用できるよう間取りを抜本的に見直しています。水まわりを移動し、洗濯機〜ランドリースペース〜WICや、玄関〜パントリー〜キッチンをひと続きに配置することで、住まいを回遊するように効率の良い家事動線を描くことができるようになりました。白を基調とした空間の所々に採用したブルーグレーの壁が爽やかなアクセントとなり、ご愛用の家具が映える住まいです。

マンションフルリフォーム事例:アンティークの映える空間

マンションの部分リフォームとフルリフォーム、費用対効果が高いのはどちら?
マンションフルリフォーム実例 CRAFT#17186

当初はキッチンのみの部分リフォームをご検討でしたが、住まい全体の快適性向上のためにフルリフォームに変更された事例です。状態の良い既存部分を活かしながら、効率の良い生活動線や使いやすい収納を実現しています。

LDK〜洗面室〜寝室をひと続きにすることで、生活動線を短縮しました。LDKの床にはアカシアの挽板フローリングを採用。キッチンの壁に塗られたイタリアの左官材OLTREMATERIAが、含まれるガラスの破片が光の当たり方によって豊かな表情を見せます。お持ちのアンティーク家具が調和する、シックで落ち着いた空間になりました。

マンションフルリフォーム事例:暮らしやすさを徹底

マンションの部分リフォームとフルリフォーム、費用対効果が高いのはどちら?
マンションフルリフォーム実例 CRAFT#16011

キッチンリフォームのご検討がきっかけとなった、フルリフォーム事例です。間取りの見直しにより、効率の良い生活動線と使いやすい収納の住まいに生まれ変わりました。

個室よりも共有スペースを充実させたいというご希望から、大きすぎた寝室を必要十分な広さに変更し、その分収納を確保。廊下は幅を広げ、寝室・LDKの双方からアクセスしやすいように洗面室を配置しています。また、築11年と築浅のため状態の良かった既存のタイル壁や一部のフローリングを活かしながら、デザイン性のアップを実現しました。

まとめ

マンションで部分リフォームを繰り返すと、費用の合計はフルリフォームよりも割高になってしまいます。また、フルリフォームなら間取りの大幅な変更・配管の一新・断熱材の追加なども、フルリフォームなら実現可能です。

部分リフォームを検討するとき、住まいに暮らしにくさを感じていたら、フルリフォームも選択肢に加えてみてはいかがですか?

マンションのフルリフォーム実例を多数掲載しています。間取りやデザインの一新により、住みやすく資産価値のある住まいに。
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