コンクリート打ち放しの断熱と結露対策リノベーション | リノベーションスープ

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コンクリート打ち放しの断熱と結露対策リノベーション

コンクリート打ち放しの断熱と結露対策リノベーション

コンクリート打ち放しの内装はカッコいいけれど、

「寒い」

「結露がひどい」

というお悩みを聞くことがあります。深刻なケースでは「結露でカビがはえてきた…」なんてことも。コンクリート打ち放しで内も外も一切断熱をしていなければ、底冷えするような寒さです。さらに外の冷気がダイレクトに影響するため、結露にもつながります。

今回は、コンクリート打ち放し住宅の〈断熱〉と〈結露対策〉についてご紹介します。

コンクリート打ち放しは、寒くて結露がヒドい?

安藤忠雄設計の〈住吉の長屋〉が未だに注目されていることからもわかるように、コンクリート打ち放しはモダンな魅力があります。住宅街を歩いていると見かけることがありますが、こだわって建てられたことはハタから見てもわかりますよね。

ただし、住みやすさとなると別の話。

コンクリート打ち放し住宅でも、外断熱か内断熱のどちらかが施されていれば問題ありません。しかし、ひと昔まえの建物は断熱材が使われていないケースがほとんど。断熱されていても劣化していたり、性能が低いケースが多々あります。その結果、かなりの寒さ・暑さ、結露に悩まされている方は多いようです。

安藤忠雄氏は2015年に「今後、日本ではコンクリート打ち放しの住宅は設計しない」と明言したとか。コンクリートの打ち放しでは、2020年にスタートする住宅の省エネ規制に対応できないというのが理由だそうです。今後、コンクリート打ち放しの住宅が減り、希少になっていくかもしれません。そう考えると、『リノベーションで断熱し、ずっと住み続けていく』というのは、とても価値のある選択だと思います。

コンクリートの壁が寒いのはなぜ?

コンクリート打ち放しの断熱と結露対策リノベーション

(画像/断熱材のないコンクリート打ち放しは、この状態で暮らしているようなもの)

そもそもコンクリート打ち放しの壁だと、なぜ寒いのでしょうか。少しだけコンクリートの性質にふれたいと思います。

そこにはコンクリートの熱伝導率が関係しています。コンクリートは木よりも熱伝導率が高い。つまり”熱を通しやすい=断熱性が低い”と言えます。コンクリートの壁が冷たく感じられるのは、これだけではありません。加えて

木…暖まりやすく、冷めやすい
コンクリート…暖まりにくく、冷めにくい

という性質があるからです。病院やホテルでない限り”24時間、暖房をつけっぱなし”という建物は少ないと思います。そうすると、厚いコンクリート躯体が冷えきってしまい、冬の凍てつく朝に暖房を入れてもなかなか暖まらず「コンクリートって寒い…」という印象が強まります。またこの温度差が結露の原因にも。さらに夏は熱を貯蓄するため、冷房をつけてもなかなか涼しくなりません。

コンクリート打ち放しの寒さ・結露は、室内に断熱材を入れることでかなり改善できます。

断熱がないコンクリート打ち放し住宅の例

コンクリート打ち放しの断熱と結露対策リノベーション

こちらは鉄筋コンクリート(RC)造の一戸建て、室内はコンクリート打ち放しです。30年前に建てられたとは思えないほどモダンなデザイン。

しかし、とにかく寒い。サッシには水が溜まり、結露がひどく、壁や天井にカビが発生していました。3年前に外壁を断熱塗装したそうですが、あまり効果を感じられず、再び寒さと結露に悩まされていたそうです。

コンクリート打ち放し住宅の断熱性をアップする方法

コンクリート打ちっぱなし 断熱 結露

この寒さと結露を解消するには、やはり断熱材です。

コンクリート住宅の断熱方法には〈外断熱〉と〈内断熱〉があります。〈断熱リフォームってやるべき? 気になる費用と効果は?〉の記事でもご紹介しましたが
家にコートを羽織らせるか、ヒートテックを着せるか、の違いです。

〈外断熱〉コンクリート躯体の外壁(外側)を断熱材で囲む。建物にコートを着せるようなイメージで、外観のコンクリートの風合いはなくなる。
〈内断熱〉コンクリート躯体の内側(室内側)に断熱材を充填する。ヒートテックを着せるようなイメージで、室内のコンクリートの風合いはなくなる。

ただし〈外断熱〉はかなりのコストと工期がかかることから、リノベーションでは〈内断熱〉を採用するケースが多くなります

たとえばウレタンフォームといった断熱材を隙間なく吹き付け、下地材を張り、クロスや塗装で仕上げる。これだけでかなり暖かくなります。

コンクリート打ち放し住宅の結露を防ぐ方法

コンクリート打ち放しの断熱と結露対策リノベーション

そしてもう1つの問題、結露対策です。

結露は、壁や窓の表面温度と、室内の空気温度や湿度の差から生まれます。先述したように断熱材を充填することで壁と空気の温度差が小さくなり、結露が減ります。しかし、これだけでは不足。コンクリート打ち放しの結露対策は、以下を複合的に行うことが大切です。

〈窓の断熱性能をアップ〉
断熱性が低い窓まわりの結露対策を行います。窓ガラスを断熱性能があるペアガラスやLow-E複層ガラス、または二重サッシに変えることで、開口部から流入する冷気を防ぎます。

〈防カビ処理〉
コンクリート躯体をキレイに清掃したうえで防カビ塗料を塗り、カビの発生を防ぎます。

〈通風〉
換気口や給気口を設けて24時間換気にする。さらに空気の流れを遮っていた部屋のレイアウトを変えたり、風通しのよいルーバー建具を採用するなどし、空気の流れをつくります。

まとめ

コンクリート打ち放し住宅の断熱と結露対策についてご紹介しました。

コンクリート打ち放し住宅は、断熱がなければ寒く、結露やカビが発生します。断熱材を充填したり、断熱効果の高い窓ガラスを採用する。また通気口や部屋のレイアウト変更で通気性を高めるといった対策を行うことで、寒さ・結露のどちらのお悩みも解決できるはずです。

お住まいの現状をチェックしたうえで、ベストな対策をとりましょう。

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