たまには外食したいけれど、まだ子どもが小さくて難しいな…
お天気がとても良いけれど、人混みのなか出掛けるのは面倒だな…
自宅仕事が続いているので、ちょっと気分転換がしたいな…
そんなとき、レストランのテラス席のような空間が自宅にあったら素敵だと思いませんか？この記事では、家にいながらにして青空や風を身近に感じることができる、アウトドアリビングのメリットや空間づくりのポイント、リフォーム施工例をご紹介します。
アウトドアリビングとは？
アウトドアリビングとは、バルコニーやテラスを活用した第2のリビング空間です。室内の延長となるプライベート空間ながら、青空や風を感じることができます。
アウトドアリビングのある暮らし
アウトドアリビングがあると、どのような楽しみ方ができるのでしょうか？
食事やホームパーティを楽しむ
アウトドアリビングがあれば、お家にいながら、カフェやレストランのテラス席のような雰囲気を楽しむことができます。小さな子どもがいてレストランに行きづらい…というときには、ウーバーイーツやテイクアウトで外食気分を味わってみてはいかがでしょうか？
もちろん、凝った料理を用意しなくても大丈夫。いつもと同じビールやおつまみも、オープンエアだと普段よりなんだか美味しく感じるもの。夜は終電を気にする必要がないので、ちょっと飲みすぎても安心です。
趣味の場所として
サーフボードや自転車、そのほかアウトドアグッズなどのお手入れの場としても便利です。室内でのメンテナンスは汚れに気兼ねしてしまうこともありますが、アウトドアリビングならのびのびと作業できます。
気分転換やくつろぎの場に
サンシェードで日差しを遮れば、アウトドアリビングは読書やお昼寝をゆったりと楽しめるくつろぎの空間になります。また、家にいながらオン・オフを切り替える気分転換の場にもぴったり。在宅ワークで集中力が落ちてきたと感じたら、コーヒーを片手にアウトドアリビングに出て深呼吸。外の空気を胸いっぱいに吸い込めば、気分をリフレッシュできるはずです。
子どもやペットの遊び場として
アウトドアリビングに、テントを張ったりビニールプールを設置したりすれば、子どもが喜ぶプレイスポットになります。目の届く範囲で遊ばせる事ができるため安心です。
アウトドアリビングを快適にするコツ
外からの視線を遮る
せっかくアウトドアリビングを作っても、道路や近隣の建物から丸見えでは、気兼ねなく過ごすことができません。周囲からの視線を遮るように植栽やルーバーを配置し、プライバシーに配慮したプランニングをしましょう。
ウッドデッキやアウトドア家具を設置する
床にウッドデッキを敷いたりアウトドア家具を設置したりして、室内のリビングと同様にくつろげる空間をつくりましょう。この際、耐候性の高い素材で作られたアウトドア用家具を選ぶのがおすすめです。屋内用の家具を屋外に置くと、湿度の高い日本の気候ではサビやカビが生じてしまいます。また、耐候性の確保されていないプラスチックは紫外線を浴びると短期間でボロボロになりやすいため注意が必要です。
室内との一体感を重視する
アウトドアリビングを室内の延長として気軽に利用しやすいよう、リビングとひとつながりになる配置にしましょう。床の段差を調整してフラットにしたり床材の色味を揃えたりすることで連続性が強調され、伸びやかな空間になります。一戸建てで構造上の問題がなければ、窓を大きくすることも有効です。開口部を大きくすることで断熱性の低下が懸念される場合は、二重窓化やペアガラスの採用で対策できます。
夜を演出するライティング
夜もアウトドアリビングを楽しみたいなら、植栽やウッドデッキを照らし出すようにLEDを設置するのがおすすめです。昼間は爽やかな空間も、日が落ちた後は夜風を感じながらお酒を楽しめる大人の空間に趣を変えます。
アウトドアリビングのリフォーム施工例1
こちらはクラフトの新宿モデルルームになります。都心の夜景を望むタワーマンションのバルコニーに、植栽やウッドデッキを設けました。デッキに設けたバイオエタノール暖炉は、煙を出さないクリーンな炎なのでマンションでも安心して使用できます。ゆらめく炎を眺めながら、ゆったりと一人の時間を楽しんだり、家族や友人と語り合ったり…特別な時間が過ごせそうです。
アウトドアリビングのリフォーム施工例2
自宅兼事務所だった3階建ての一戸建てを、二世帯が快適に暮らせる住まいにリフォームした事例です。ご家族が集まる2階のLDKの正面に、アウトドアリビングとなるバルコニーを新設しました。
住宅密集地のため、高さのあるウッドフェンスを設置し、周囲からの視線を遮りつつ風通しを確保。大きな1枚ガラスが、室内とひとつながりの開放感を演出するとともに、LDKに豊かな自然光を届けます。日差しによる暑さを和らげるよう、遮熱性・断熱性に優れたLow-Eの複層ガラスを採用しました。
アウトドアリビングのリフォーム施工例3
一戸建ての2階テラスをアウトドアリビングにリフォームした事例です。テラスに面した窓を全開放のサッシに変更したことで、LDKとひとつながりになる大空間が誕生しました。味気ないコンクリートの床にはウッドデッキを敷き、フェンスにはご近所からの視線が気にならないようにルーバーを設置しています。沢山のゲストを招いてホームパーティが楽しめるようになりました。
アウトドアリビングのリフォーム施工例4
ゆとりある敷地を活かし、テラスとウッドデッキを新設した事例です。さらに既存のテラスは、サンルームに生まれ変わりました。テラスとサンルームに同じタイルを採用したことで、屋内と屋外が自然につながる開放的な空間に。
リビングの正面に設けたウッドデッキとのコントラストが美しい、白いタイルテラス。デッキでランチを楽しんだり、サンルームで読書をしたり…思い思いに過ごすことができるアウトドアリビングです。
アウトドアリビングのリフォーム施工例5
一戸建ての庭に、お子さまがのびのび過ごせるアウトドアリビングを設けた事例です。レッドシダーを白く塗装したウッドデッキは、あえて段差を随所に設けることで、大人も子どもも気軽に座れるように。近隣からの視線を遮るウッドフェンスは、床の高さに合わせて設計。通風を確保するために、下部にスリットを設けています。
まとめ
住まいにアウトドアリビングがあれば
・食事やパーティが楽しめる
・家にいながら気分転換ができる
・子どもやペットの遊び場になる
といった楽しみ方ができます。
また、アウトドアリビングを過ごしやすい空間にするには
・フェンス等を設置して周囲の視線を遮る
・ウッドデッキやリビング家具を設置する
・室内のリビングとの一体感を重視する
といったコツを押さえると良いでしょう。
テラスやバルコニーをアウトドアリビングへリフォームして、さらに快適な住まいにしてみませんか？
アウトドアリビングを設けたリノベーション事例を掲載しています。食事やお酒を楽しんだり、趣味にじっくり取り組んだり、お子さまやペットの遊び場に…青空や風を感じながら過ごせる住まいに。
