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「座りっぱなし」による影響とは?健康被害を防ぐコツ

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「座りっぱなし」による影響とは?健康被害を防ぐコツ
リビング リフォーム実例 CRAFT#230

一日のうち、どれくらいの時間を座って過ごしていますか?

日中は職場で長時間のデスクワーク…
家ではソファに座ってテレビを観たりスマホをチェックしたり…

そんな座りっぱなしの生活は、健康にさまざまな悪影響を及ぼします。リスクを軽減して健康的に暮らすには、どのように気をつければよいのでしょうか?

座りすぎな暮らしのリスク

シドニー大学が世界20ヵ国を対象に人々の行動調査を行った結果、日本人が平日に座っている時間の平均は「7時間」。じつに世界最長だったそうです。また、座りすぎの生活にはさまざまなリスクがあることが分かっています。
 

健康被害を招く

座りすぎの健康リスクとして有名なものが、通称「エコノミークラス症候群」です。飛行機に搭乗していた人が、歩き出した途端に突然倒れるケースが多く発生したことから、こう呼ばれるようになりました。この病気は長時間同じ姿勢で座り続けることで脚の血流が悪化し、その結果できた血栓(血の固まり)が肺の静脈に詰まることで起きる「急性肺血栓塞栓症」です。日本静脈学会は、デスクワーク等で長時間座り続けることも、同様のリスクがあると呼びかけています。
 

寿命に影響を与える

WHO(世界保健機構)によると、座りっぱなしのライフスタイルはタバコやお酒の飲みすぎと同様に、がんや心臓病といた重大な疾患の原因にもなっているそうです。一日に11時間以上座っている人は、4時間未満の人に比べて死亡リスクが40%以上も高く、平均余命が短くなるのだとか。
 

ボディラインが崩れる

座りすぎの生活では筋肉を動かさない状態が長く続くため、代謝機能が低下して太りやすくなります。お腹がたるんだり、お尻が垂れたり…と嬉しくないことばかりです。

座りっぱなしにならない工夫

健康リスクや美容への悪影響を軽減するために、長時間の座りっぱなしを防ぐ工夫を知っておきましょう。
 

意識して椅子から立ち上がる

座りっぱなしにならないよう、30分に一回は椅子から立ち上がるようにしましょう。気分転換に歩み出してしまうような、リフレッシュスペースがあるとよいですね。少し離れた場所に飲み物を取りに行けば、水分も摂取できるので一石二鳥です。
 

運動を習慣付ける

一日に一回は、ストレッチや体操・ヨガなどを行って、運動不足で凝り固まった体をほぐしてあげたいもの。運動が苦手で何をすれば分からないという人には、昔ながらのラジオ体操がおすすめです。体を大きく動かして真剣に取り組めば、運動不足の大人にとっては意外とハードな運動になります。デスクの近くに体を動かせるスペースが用意できるとベストですね。
 

スタンディングデスク

いっそ椅子を使わずに、スタンディングデスクを使用して立ったままデスクワークをするという選択肢もあります。しかしながら、長時間の立ち仕事も身体への負担になるもの。大切なのは、長時間同じ姿勢を続けないことです。ガス圧式のスタンディングデスクなら高さが簡単に調整できるため、立ったまま・椅子に座っての作業、どちらにも対応可能。業務のタスクごとに姿勢を変えることで気持ちが切り替えられ、パフォーマンスが向上できるという声もあります。
 

アプリを活用する

一度集中すると、つい時間が経つのを忘れて没頭してしまう…そんな傾向がある人は、スマートウォッチと連携したスマホアプリの導入もおすすめです。一定時間以上動かずにいるとアラートを通知してくれたり、ゲーム感覚で運動を促してくれたりします。

まとめ

座りすぎの生活は
・健康被害のリスクが高まる
・太りやすくなる・体型が崩れる

といった影響をもたらします。

美しく・健康な毎日を維持するために
・一定時間ごとに椅子から立ち上がる
・適度な運動を日常に取り入れる
・スタンディングデスクを使用する

などの工夫を暮らしに取り入れてみるのがおすすめです。

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