造作家具の魅力とは?暮らしにフィットするオーダーメイド | リノベーションスープ

  1. リノベーションスープ
  2. リノベのこと
  3. 造作家具の魅力とは?暮らしにフィットするオーダーメイド

造作家具の魅力とは?暮らしにフィットするオーダーメイド

造作家具の魅力とは?暮らしにフィットするオーダーメイド
造作家具のある住まいに リフォーム実例 CRAFT#434

造作家具は、住まいに合わせてつくる世界にひとつだけのオーダーメイド家具。既製の家具とは、どのような違いがあるのでしょうか?

造作家具の特徴や費用目安、リノベーション事例をご紹介します。

造作家具とは?

“造作”の読み方は“ぞうさく”。造作家具とは、柱や壁などに固定して設置する、住まいに合わせたオーダーメイド家具で「造り付け家具」と呼ばれることもあります。新築やリノベーションの際に採用されることが多いです。

造作家具は製作方法により「大工工事」と「家具工事」に分けることができます。まず大工工事とは、大工さんが建築現場で材料をカットし、家具を製作する方法です。カウンターテーブルやオープン棚といった比較的シンプルな構造の家具に適しています。つぎに家具工事は、工場で制作した家具のパーツを現場に搬入し、組み立てと取付工事をする方法です。扉や引き出しなどのある、複雑な構造の家具に適しています。
 

造作家具のメリット

造作家具は、設置場所にぴったりと合わせたサイズで製作でき、空間を無駄なく活用できます。住まいに固定するため転倒のリスクがなく、防災面でも安心。壁材や建具などと仕上げを合わせられるため、統一感のあるインテリアになります。
 

造作家具のデメリット

造作家具は、プランニング・製作・施工といった工程が必要なため、設置までにある程度の時間がかかります。既製の家具のように、購入してすぐに使い始めることはできません。また、壁や柱に固定してしまうため容易には移動・撤去ができず、手軽なレイアウト変更はできなくなります。

造作家具の費用・価格

造作家具の価格はどれくらいなのでしょうか。造作家具は住まいごとのオーダーメイドで、使用する素材や仕上げの種類、扉や引き出しの有無などにより費用の幅は広いため、相場の提示は難しくなります。下記はCRAFTで造作家具を承る場合の費用目安ですが、あくまでも参考程度にお考えください。

・カウンターデスク 20万円〜
・テレビボード 30万円〜
・壁面収納 50万円〜

造作家具を設置したリノベーション事例1

造作家具の魅力とは?暮らしにフィットするオーダメイド
造作家具のある住まいに リフォーム実例 CRAFT#399

こちらは、一戸建てのリノベーション事例です。奥さまのアトリエに、赤褐色の木目が美しいブラックチェリーでカウンター収納を造作しました。カウンターまわりの床を張り分けたことで、存在感を際立たせています。上下に設けた半透明のガラスから、ラウンジからの光が柔らかく届きます。

アトリエに隣接するラウンジスペースです。こちらに造作したのは、小型シンク付きのバーカウンター。冷蔵庫を内蔵しており、ゲストにお茶や軽食をお出しすることができます。

造作家具の魅力とは?暮らしにフィットするオーダメイド
造作家具のある住まいに リフォーム実例 CRAFT#399

大理石モザイクタイルが美しくきらめく、ドレッサーのような洗面台を造作しました。カウンター下に収めたスツールに座り、ゆったりとメイクができます。左下に設けたカウンター収納は、配管を隠す役割も兼ねています。

玄関を入ると目に飛び込んでくるのは、オブジェのような階段。踏み板の厚みや面の取り方などにも徹底的にこだわり、手すりは最小限にとどめました。まるで木の板が宙に浮いているかのような美しい階段です。

造作家具を設置したリノベーション事例2

造作家具の魅力とは?暮らしにフィットするオーダーメイド
造作家具のある住まいに リフォーム実例 CRAFT#17105

下町の一戸建てをリノベーションした事例です。LDKには、エアコンや大型テレビを収められる壁面収納を造作。下部にはロボット掃除機の収納スペースも確保しています。お持ちの李朝家具と調和するよう、漆で染色した手漉き和紙を貼って仕上げました。収納横の壁には、愛猫用のステップも設けています。

キッチンの向きを変え、独立型から対面型に変更。カウンター横に、食器を飾りながら収納できるガラス棚を造作しました。

玄関には、収納・コート掛け・姿見・ニッチを造作しました。玄関収納はLDKの壁面収納と同じ漆塗りの和紙仕上げとすることで、住まい全体に統一感を持たせています。

造作家具を設置したリノベーション事例3

造作家具の魅力とは?暮らしにフィットするオーダメイド
造作家具のある住まいに リフォーム実例 CRAFT#434

こちらは、マンションのリノベーション事例です。リビングに壁面収納を兼ねたテレビボードを造作しました。同じ面材で仕上げることで下がり天井とテレビボードが連続し、こもるような心地よさを感じる空間に。

造作家具の魅力とは?暮らしにフィットするオーダーメイド
造作家具のある住まいに リフォーム実例 CRAFT#434

キッチンには、ご愛用のarflexのカップボードに合わせた色と素材で、隣と上部に造作家具を設置しました。壁の一部にも木目パネルを張り、家具の一部のように仕上げています。

ふたつの子供部屋の間に2段ベッドを造作し、スペースを有効活用。ベッド本体とはしごは、アクセントクロスに使用されている色で塗装し、空間に統一感を持たせました。塗料・クロスともにFARROW&BALL社のものを採用しています。

まとめ

造作家具のメリット
・住まいにぴったりのサイズで製作できる
・デザインや仕上げを統一できる
・固定するため転倒リスクがない

造作家具のデメリット
・設置までに時間が掛かる
・移動・撤去が容易にできない

住まいにぴったりフィットする造作家具を取り入れるなら、リノベーションは絶好の機会です。

造作家具を採用した住まい事例を多数掲載しています。暮らしにぴったりとフィットする造作家具で、統一感のある空間に。

デザインリノベーションのcraft

SHARE ON
クラフト LINE