光あふれる住まいで健康に。窓の取り方と間取りのポイント | リノベーションスープ

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光あふれる住まいで健康に。窓の取り方と間取りのポイント

光あふれる住まいで健康に。窓の取り方と間取りのポイント
光を届ける窓にリフォーム 実例 CRAFT#429

住まいの居心地を左右する大きな条件のひとつが「日当たりの良さ」です。

日光は、毎日の暮らしや健康維持に効果をもたらしてくれます。室内に効率よく光を届ける窓の種類や、間取りの工夫を事例とともに確認してみましょう。

自然光のもたらす効果

日当たり良好で明るい空間はあたたかく、居心地がよいもの。そのほかにも、健康維持に役立つさまざまな効果があります。
 

スッキリ目覚められる

カーテンを開けて朝日を浴びることで、体内で「セロトニン」の分泌が促され、すっきり目覚めることができます。セロトニンは、生体リズムをリセットし、体を活動モードに切り替える働きを担う神経伝達物質です。精神を安定する働きもあるため、不足するとネガティブな気持ちやイライラが起きやすくなってしまいます。
 

子どもの知育や体の発達を促す

アメリカのガス・電力会社「Pacific Gas and Electric Company」の調査によると、自然光の降り注ぐ教室で過ごす子どもは、そうでない子どもに比べて読解力や計算力が優れていることが判明したそうです。また、日光を浴びると、体内でビタミンDが生成されます。ビタミンDは成長期の子どもに欠かせない栄養素のひとつで、カルシウムの働きに深く関わり、不足すると骨粗鬆症や骨軟化症を引き起こすこともあります。
 

殺菌効果がある

日光に含まれる「紫外線」には、殺菌作用があります。「干せば日光消毒になる」なんて言葉をよく聞きますね。また、目に見えない紫外線だけでなく、明るさを感じる「可視光線」にも殺菌効果があることが分かっています。UVカット加工の施されたガラス越しでも、カビや細菌の繁殖を抑制する効果があるのです。
 

光熱費を節約できる

光がよく入る部屋は、日中に照明を点灯する必要がありません。また、冬場は日差しによって室内が暖まるため、暖房費の節約に繋がります。

窓の取り方と採光の工夫

それでは、室内に効率よく光を届けるには、どのような方法があるのでしょうか?効果的な窓の取り方や住まいの工夫を、事例とともにご紹介していきます。

室内窓で光を届ける

リビングの小上がりと寝室との間に、ガラスの室内窓を設けた事例です。バルコニーからの光が奥まで届き、窓の上部を開ければ風が通り抜けます。

視線を遮らず、空間を伸びやかに見せる効果もあります。

天窓(トップライト)

光あふれる住まいで健康に。窓の取り方と間取りのポイント
光を届ける窓にリフォーム 実例 CRAFT#404

天窓(トップライト)とは、天井に設置した窓のこと。光を遮るものがないため、一日を通じて自然光が上から降り注ぎます。こちらは、LDKのトップライトからの日差しが強すぎ、夏の暑さが厳しかったという事例です。せっかくの採光部を塞いでしまうのは勿体ないため、半透明の樹脂板を設置。柔らかな光が広がる明るい空間に生まれ変わりました。

高窓(ハイサイドライト)

光あふれる住まいで健康に。窓の取り方と間取りのポイント
光を届ける窓にリフォーム 実例 CRAFT#213

外からの視線が気になる場所には、目の高さよりも上に配置する高窓(ハイサイドライト)がおすすめです。プライバシーの面でも安心して、室内に光を取り込むことができます。こちらの事例では、乳白色のガラスブロックを入れた横窓を設け、柔らかな光を室内に届けています。

中庭から採光する

光あふれる住まいで健康に。窓の取り方と間取りのポイント
光を届ける窓にリフォーム 実例 CRAFT#345

住まいの内側から光を取り込むという選択肢もあります。こちらの事例では、隣家との距離が近く外側からの採光が難しかったため、家の中央に中庭を設けました。吹き抜けの中庭のため、3階から1階まで光と風が届きます。住宅密集地にありながら圧迫感を感じることのない、開放的な住まいです。

窓を大きくする

光あふれる住まいで健康に。窓の取り方と間取りのポイント
光を届ける窓にリフォーム 実例 CRAFT#325

一戸建てで、構造計算のうえ強度に問題がなければ、窓を大きくリフォームすることも可能です。こちらの事例では、既存の腰高窓を掃き出し窓へと変更し、明るさと開放感をアップしました。白い格子入りの窓が、クラシックテイストの家具と調和しています。

ストリップ階段による採光

光あふれる住まいで健康に。窓の取り方と間取りのポイント
光を届ける住まいにリフォーム 実例 CRAFT#365

こちらは、一戸建てをフルリフォームした事例です。蹴込み板のないストリップ階段を採用したことで、3階の天窓から差し込む光が1階まで届きます。階段室とLDKの間の壁にガラスを採用し、明るく開放的な空間になりました。

透過性の建材と吹き抜けを採用する

光あふれる住まいで健康に。窓の取り方と間取りのポイント
光を届ける住まいにリフォーム 実例 CRAFT#232

メゾネットマンションをフルリフォームした事例です。暗い階段室でしたが、スケルトン階段にすることで、吹き抜けの光が落ちるように。また、壁をガラスにすることでLDK側からの光が奥まで届く明るい住まいになりました。

まとめ

光が差し込む明るい住まいは
・気持ちのよい目覚め
・子どもの健やかな成長や健康維持
・殺菌効果
・光熱費の節約

といった効果が期待できます。

室内に光を届ける窓の取り方には
高窓・天窓・室内窓があります。
そのほか
・透過性の建材を使用する
・光を届けやすい構造にする

といった方法も有効です。

光あふれる住まいの施工事例を多数掲載しています。明るく開放的な住まいにリノベーションして、快適で健康な暮らしを。
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