寝室リフォームで、心地よい眠りのひとときを | リノベーションスープ

寝室は、身体を休めて明日への英気を養う場所。

毎日の疲れをきちんと取るためには、快眠できる環境作りが大切です。寝室リフォームの際にこだわりたいポイントを、事例とともに確認してみましょう。

壁の色に徹底的にこだわり、リラックスできる寝室にリフォームした事例です。

既存の間取りを見直し、洋室を広げてゆったりとした寝室に生まれ変わりました。書斎から続く空間はワンルームのような開放感ですが、引き戸を閉めれば独立した個室に。静かで冷暖房効率の良い空間になります。

壁は、落ち着いたダークグレーに塗装。デザイナーと施主さまが相談しながら、8種類ものグレーから厳選しました。あえてムラを残したラフな塗り方が豊かな表情を見せる壁面には、飾られた絵を引き立てる効果も。

室内窓があれば、空間に広がりを与えることができます。

リビングにつながる室内窓を設けた、寝室リフォームの事例です。コンパクトな寝室ですが、窓の向こうまで視線が届くため、圧迫感を感じさせません。クールな印象の黒い窓枠と格子が、ブルックリンスタイルの空間によくマッチしています。

ヘッドボードは施主さまがDIYで仕上げ、より自分らしい住まいに。

ほかの部屋と共通のイメージを保ちながら、変化を付けた事例です。

アンティーク煉瓦をラフに塗装した、白い壁が印象的な寝室。天井の高さを活かし、併設するクローゼットの上部にロフトを設けています。

無骨な素材感にこだわり、タワーマンションでありながらロフトアパートメントのようなお住まいにフルリフォーム。ほかの部屋は重厚感とヴィンテージ感の強いインテリアですが、寝室は爽やかな空間に仕上げています。

リゾートがお好きなら、ホテルをお手本にした寝室リフォームもおすすめです。こちらの事例では、施主さまがバリのリゾートホテルのような雰囲気をご希望でした。

既存の洋室を広げ、大きなベッドを入れてもゆとりある空間に間取りを変更。梁やエアコンのダクトが目立っていた天井には、木目が印象的なチークの突板を張ってすっきりと隠しています。

正面の壁の上下にも突板を張り、ヘッドボードのように。間接照明が優しく照らす板の間の壁には、紙を編んだクロスを張りました。自然素材と光の織りなすやさしい表情が、ホテルのようなラグジュアリー感を演出します。

寝室の照明は間接照明のみ、という選択肢もあります。

明るい色あいと自然な木目がさわやかな、ホワイトオーク。フローリングと共通のパネルを、寝室の壁と天井が曲線でつながるように配置しました。

照明器具は、ホワイトオークのパネルに設置された間接照明のみ。優しい曲線を柔らかく照らし、あえてコンパクトにまとめた寝室に巣ごもりのようなリラックス感を演出します。朝になれば、窓からの自然光ですっきりと目覚められます。

寝室リフォームの事例とともに、リラックスできる空間づくりのコツをご紹介しました。

・壁の色や塗装方法の選定に徹底的にこだわる
・室内窓を設置して伸びやかな開放感を演出する
・ほかの部屋と共通の素材を使いつつ印象を変える
・素材の表情や照明の効果で落ち着いた空間に

寝室リフォームのポイントは、居心地のよい空間づくり。眠りにつく前のひとときをリラックスして過ごすためには、ご自身が「落ち着く空間」を追求することが大切。ディテールにこだわりながらリフォームしましょう。