リフォームで壁は動かせる!? 動かせる壁と、動かせない壁の話 | リノベーションスープ

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リフォームで壁は動かせる!? 動かせる壁と、動かせない壁の話

「リフォームしても、壁は動かせないでしょう?」

いえいえいえ。たしかに、壁には”動かせる壁”と”動かせない壁”がありますが、住まいの構造によっては、わりと簡単に動かせちゃうこともあります。これからリフォームをお考えでしたら、そのお住まいの構造を把握し、壁を動かしてご希望の間取りにできるかどうかを知っておくべきです。

マンションには”動かせる壁”と”動かせない壁”がある

ほとんどのマンションの構造は、RC(鉄筋コンクリート)造です。そのなかでも、ラーメン構造と壁式構造に分かれています。

ラーメン? 壁式?
ちょっと聞き慣れない言葉でわかりにくいですね。つまり、マンションは鉄筋とコンクリートで頑丈にできていて、ラーメン構造なら壁を動かせるけど、壁式構造の壁は動かせない、と覚えてみてください。

3階~4階建ての中高層マンションはラーメン構造、低層マンションは壁式構造という場合がほとんどです。壁式構造は壁そのものが建物を支えているため、とってしまうと建物が壊れてしまいます。

 

一戸建てにも”動かせる壁”と”動かせない壁”がある

ほとんどの一戸建ては木造住宅です。

木造の在来工法なら壁を動かせるけれど、2×4工法だとちょっと難しい。またRC造は、ラーメン構造ならできるけれど、壁式構造だとちょっと難しい。鉄骨造は、わりと自由に動かせます。

しかしこれらは、あくまでも”基本的に”という優等生的なお答えですので、絶対に、どうしても、なにがなんでもできないわけではありません。RC造の壁式工法でも、木造の2×4工法でも、構造計算によって問題がないことを証明できれば、壁を動かしたり、開口したりと大胆な間取り変更を楽しむことができるのです。

ただし、一戸建ては壁を抜いた分、きちんと構造補強を行わなければならないため、十分な建築知識と技術が必要ですし、設計も工事も大変です。

ですから「できません」と言うリフォーム会社があるのは無理もありませんが、自信がないのに「できます」と言われても迷惑です。このときは、正直に言ってくれたことを讃えましょう。

まとめ

リフォームでは、壁を移動できるかできないかが、マンション、もしくは一戸建ての構造にかかっていることをおわかりいただけたでしょうか。

しかし、住まいの耐震性さえ確保できれば、ほとんどの壁は移動し、お好みの間取りに変えることができます。そのためには、何よりも実績のあるリフォーム会社にお願いすること。もちろん、リフォーム会社の経験や技術によりますのでいくつかのリフォーム会社のHPの実例を見ながら、過去にどのような工事実績があるのかを確認し、信頼できるリフォーム会社を見つけることが大切です。

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