リノベーション事例#17068_高級賃貸マンションに | リノベーションスープ

築40年以上のヴィンテージマンションを購入し、賃貸用にリノベーションした事例です。

利便性の高い立地にゆとりある敷地、ワンフロア1世帯という贅沢な仕様の物件。いずれはご自身の居住も見据えた、こだわりのデザインと住み心地の追求により、すぐに入居者が決まったそうです。

建物の外壁と似た印象の煉瓦を採用したことで、ヴィンテージマンションらしさを室内にも連続させたLDK。

リビングの床はカーペットで快適に、ダイニングにはタイルを採用することで掃除しやすく。既存の化粧梁や化粧柱を取り払い、建物の個性を活かしたシンプルな空間を作り出しています。

洗面室とリビングに隣接する寝室には、クロゼットを2つ設置し、収納量を充実させました。湿気がこもりにくいよう、建具にはルーバー扉を採用しています。

既存のフローリング床は、感触の優しいカーペットに変更。窓からの眺望を邪魔しないよう、エアコン室外機の位置にも配慮しています。

寝室に隣接する洗面室のカウンターには、2ボウルを設置しました。床や壁のタイル、カウンターの人工大理石をグレーでまとめ、すっきりとモダンな印象に。

水圧が弱い・湯量の不足・お湯になるまでの時間が長いといった問題があったため、給湯器の交換のほか増圧ポンプを新設。また、快適に過ごしやすいよう床暖房を入れました。

六角形のタイルを不規則に貼った壁が印象的なサニタリー。カウンターの下を収納で塞がず、上部にミラーを設置することで広々とした視覚効果をもたらしています。

外国からの入居者も違和感なく使用できるよう、一般的なハンドシャワーのほか、上方から降り注ぐレインシャワーも設置しました。

玄関ホール奥の壁には、アンティーク煉瓦に似たイメージのブリックタイルを採用。収納の底部に設置した間接照明が、石目調タイルを互い違いに張った床をやさしく照らします。

ヴィンテージオークと同じ色調の収納と、その上部のダークブラウンのクロスが、空間を引き締め落ち着いた空間に。