新築と自宅リノベーションどちらにする?戸建てとマンション別に比較 | リノベーションスープ

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新築と自宅リノベーションどちらにする?戸建てとマンション別に比較

新築と自宅リノベーションの特徴を、戸建てとマンション別に比較
自宅マンションをリノベーション リフォーム実例CRAFT#19176

「ピカピカの新築マンションや新築戸建て(建て替え)に住み替えたいな」「でもリノベーションもよさそう」と迷っている方は多いかもしれません。

新築とリノベーションにはどのような特徴があるのでしょうか?マンションと戸建てそれぞれの場合で比較してみましょう。

<マンション>新築の特徴

新築と自宅リノベーションの特徴を、戸建てとマンション別に比較

1.専有部分も共用部分も最新

新築マンションは専有部分も共用部分(エントランス・共用廊下等)もすべて新品。オートロックなどの設備も最新です。

 

2.価格が高額

近年都市部では新築マンションの高騰が続いており、首都圏ではバブル期にほぼ並ぶ水準まで価格が上昇しました。また、高すぎる価格を抑えるために専有面積を小さめにする傾向があります。

 

3.価格の割に内装スペックは低め

近年は建築現場の人件費や建築資材が高騰しているため、物件価格が高くなりすぎないように、内装や設備のスペックを低めに抑えたマンションが増えてきているようです。

また、新築マンションの価格には、建物の建築費用のほかに広告費費用や販売に関わる人件費が上乗せされているため、中古マンションに比べて割高になります。

 

4.間取りが画一的

新築マンションの間取りや内装は、一般的な家庭を想定したスタンダードな内容となっています。

オプションとして間取りの変更や設備のアップグレードができることもありますが、限られた選択肢のなかから選ぶことになるため、家族構成に合った間取りや特別な内装にすることはできません。

 

5.実物を見て購入できない

原則的に新築マンションの売買契約は建物が完成する前に済ませるため、現物を見ずに購入することになります。事前にモデルルームで内装のイメージを確認することはできますが、実際の風通しや日当たり、眺望等を確認することはできません。

 

6.供給量が少ない

都心エリアでは、新たにマンションを建築できるまとまった用地が少ないです。そのため新築マンションの数には限りがあり、選択できるエリアや物件の条件が限定されることになります。タイミングによっては、希望の条件に合う物件の売出しがないケースもあります。

 

7.資産価値が落ちやすい

新築マンションは人が住んだ瞬間に中古マンションとなり、資産価値が下がっていきます。価値の下落がもっとも大きいのが新築直後で、築年数の経過とともに下落率は緩やかになっていきます。

<マンション>自宅リノベーションの特徴

新築と自宅リノベーションの特徴を、戸建てとマンション別に比較
自宅マンションをリノベーション リフォーム実例CRAFT#18502

1.こだわりの住まいが実現できる

自宅マンションのリノベーションは、住まいを新築同様に一新するだけでなく、こだわりの空間を実現することができます。ほかにはない個性的な間取りや内装にすることも可能です。自宅リノベーションなら新たにマンションを購入する必要がなく、その分をリノベーション費用にまわせるため、内装材や設備のグレードを上げることができます。

 

2.間取りを自由に変えられる

自宅マンションのリノベーションでは、基本的に間取りを自由に変えることができます。例えば3LDKの一般的な間取りから、間仕切り壁を撤去してワンルームの開放的な空間に一新することも可能です。ただし、構造によっては間取り変更に制約があり、工夫が必要になるケースもあります。

 

3.今の暮らしがそのまま維持できる

自宅リノベーションなら、住まいは新しくなりますが周辺環境は今のまま変わりません。子どもの学区を変える必要がなく、それまで築いたマンション内の人間関係も維持できます。

 

4.仮住まいが必要

リノベーション工事の間は自宅マンションに住めなくなるため、その間は仮住まいをする必要があります。往復2回分の引越し費用と、仮住まいの家賃が必要です。

 

<戸建て>新築(建て替え)の特徴

新築と自宅リノベーションの特徴を、戸建てとマンション別に比較

1.こだわりの住まいを実現できる

新築(建て替え)なら間取りや設備を自由に選ぶことができるため、こだわりの住まいを実現することができます。どれだけ躯体(基礎や外壁、柱等)の劣化が進んでいても、注文住宅に建て替えれば全体を一新することができます。

 

2.建築費用が高額になりがち

既存の戸建てを建て替える場合は建築費用のほかに解体費用がかかります。特にRC(鉄筋コンクリート造)住宅の解体費用は高額です。また注文住宅は、建売住宅に比べて建築費用が高額です。

 

3.家が小さくなることがある

築年数の古い家は、現在の建築基準法に適合していないものも珍しくありません。建築当時の法律をクリアしていれば違法建築というわけではないのですが、建て替えの際は現在の法律に合わせる必要があります。

そのため、現在の建ぺい率・容積利率に従って注文住宅を建てると、既存の戸建てよりも小さくなるケースがあります。また、幅4m以下の道路に接している家も道路幅を確保するためのセットバック(敷地の後退)が必要です。

 

4.仮住まいが必要

自宅を解体して建て替える場合は、仮住まいすることになります。その間の家賃と、往復2回分の引越し費用が必要です。

 

<戸建て>自宅リノベーションの特徴

新築と自宅リノベーションの特徴を、戸建てとマンション別に比較
自宅戸建てをリノベーション リフォーム実例CRAFT#17218

1.こだわりの住まいが実現できる

自宅(戸建て)のリノベーションでは、既存の間取りを大きく変更することができ、自由に内装や設備を選んでこだわりの住まいをつくることができます。

ただし建物の構造によっては、撤去できない壁や柱による制約を受ける場合があるため、間取りの工夫で対処する必要があります。そのほか、構造計算の上で強度に問題がなければ、窓の拡大や新設も可能です。

 

2.工期が短め

リノベーションにかかる期間は、工事の内容にもよりますが4〜6ヶ月ほどが目安です。建物の解体や建築期間がないため、建て替えに比べて短めになります。

 

3.耐震工事に費用がかかるケースも

戸建てリノベーションの際、構造上の問題や老朽化による耐震性能の不足が判明した場合、耐震リフォームをする必要があります。建物の状況によっては耐震補強工事の費用がかさみ、総額が建て替えと変わらなくなってしまうケースもあるので注意が必要です。

ただしRC(鉄筋コンクリート造)住宅は耐震性が高いため、耐震工事の必要がありません。リノベーション費用を建て替えの半分ほどに抑えつつ、新築同様に一新できます。

 

4.今の暮らしがそのまま維持できる

リノベーションで住まいを一新しながら、通勤時間、周辺環境、子どもの学区などは変えずに済みます。ご近所とのコミュニティ、子供会や町内会など、それまでに築いた人間関係を維持することが可能です。

 

5.仮住まいが必要

リノベーション工事の間は自宅で暮らすことはできないため、仮住まいする必要があり、その間の家賃と2回分の引越し費用が必要です。また、戸建てに住む方は持ち物が多い傾向があるため、仮住まいに荷物が入り切らない場合はレンタル倉庫を契約することになります。

 

まとめ

・費用をできるだけ抑えたい
・住まいの間取りやデザインに希望がある
・今の環境や子どもの学区を変えたくない

このような方には、住み替えよりも自宅リノベーションがおすすめです。

自宅をリノベーションすれば、マンションなら内装を新築同様に、戸建てなら外装も一新できます。高グレードな設備・仕様を採用して、新築以上の内装にすることも可能です。

そんな自宅リノベーションを、新生活を始める住まいとして検討してみませんか?

マンションや戸建てのリノベーション事例を多数ご紹介しています。自宅をリノベーションして、お気に入りの街に住み続けながら新しい暮らしをスタートしませんか?

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