新築時からお住まいのマンションを、フルリノベーションした事例です。施主さまは、過ごしやすさの向上とともに、まるで別の住まいに引っ越したようなデザインの一新をご希望でした。そこで間取りを大きく変更し、眺望を活かした大空間のLDKが誕生。鉄・火・石・木の素材が調和する、陰影が美しい住まいに生まれ変わりました。
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場所_ 東京都 江東区
家族構成_ 夫婦
築年数_ 15年
リフォーム面積_ 90㎡
工期_ 4ヶ月
費用_ 3000万円
大空間のシックなリビング
眺望の良い2つの洋室を取り込むことで生まれた、大空間のLDK。リビングにはバイオエタノール暖炉と連続するテレビボードを設け、黒皮鉄の天板とブラックガラスの扉を採用しました。壁には、3種類の表面仕上げの大谷石を組み合わせて張っています。
緩やかにゾーニングしたリビング・ダイニング
ダイニングの床は、玄関ホールから連続するダークグレーの大判タイル。リビングのフローリングと張り分けることで、空間を視覚的にゾーニングしています。キッチンの大幅な移動により延長が必要となった排気ダクトは、下がり天井やルーバーといったデザインの工夫で存在感を隠しました。
太陽・地球・月がテーマ
リビングの一角には、間接照明が照らす丸形のニッチを設置。飾り棚の中心と、壁のタイルの割り付を合わせて整然とした印象に。
大小のニッチを月と地球、バイオエタノールの炎を太陽に見立てました。和の趣を感じるアーティスティックな空間です。
木のぬくもりに包まれるアプローチ
リビングから寝室にかけてのアプローチは、天井にルーバーを設置。空間の連続性を強調する効果と、低い天井によるこもったような落ち着きを演出しています。
床には、ヨーロピアンオークの無垢フローリングを採用。スプーンカット仕上げの凸凹が、視覚的なリズム感と心地良い感触をもたらしています。
モザイクタイルがきらめく洗面室
座ってメイクすることができる、ゆとりある洗面室。正面に張った、ガラスと石のモザイクタイルがきらめきます。
壁にペーパータオルホルダーや拡大鏡を備え付けたことで、カウンター上をすっきりと保ちやすくなっています。
視線が伸びる玄関ホール
窮屈な印象だった玄関まわりも、動線の見直しにより間取りを一新しました。玄関ホールのタイル張りの床は、正面のダイニングへと続きます。
ガラス扉とFIXガラスを採用したため、ドアを閉めても空間の連続性と採光性を損ないません。
この事例のもっと詳しい情報をご覧になりたい方はクラフトのHPをご覧ください。プランのこだわり、特徴などをご紹介しています。