リノベーション事例#419_南仏の空気が漂う | リノベーションスープ

空き家だったご実家に移り住むことにしたFさんご夫婦。

趣味は旅行というご夫婦は、南仏や地中海の明るく開放的な雰囲気がお好きとのこと。
しかしRC造の一軒家で、壁式構造のため耐力壁を移動することはできません。そこで既存の構造を活かしながら、光を取り込む広々とした間取りにリノベーション。

細部のディティールにこだわり、異国情緒を感じる明るい住まいに生まれ変わりました。

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場所_ 東京都 三鷹市
家族構成_ 夫婦
築年数_ 31年
リフォーム面積_ 306㎡
工期_ 5.5ヶ月
費用_ 8900万円

リビングに入ると目に飛び込んでくるのは、大開口の窓に広がるロックガーデン。

フローリングには天然塗料を使用したタモ材を採用しました。
グレー掛かったブラウンと、漆喰の白い壁との対比が美しく、正面の壁に貼った天然石が空間のアクセントとなっています。

壁に塗っているのは、中世から使われているスイスの漆喰。
あえてコテむらを残しながら厚く塗ることで、重厚感を演出しています。

上部をアーチ型にしたキッチン入り口・カウンターの開口部・壁のニッチが整然と並ぶさまは、南仏のような雰囲気です。

ロックガーデンを眺めながら入浴できるように、庭に面したスペースにバスルームを移動しました。
バスルームの床と庭のウッドデッキの高さを揃え、伸びやかなつながりを演出。

床・壁のタイルと大理石の洗面カウンターの色味を揃えた空間に、JAXSONの大きなオーバルのバスタブが存在感を放ちます。
間仕切りにはガラスを採用し空間に広がりを持たせていますが、必要に応じてロールスクリーンで視線を遮ることも可能です。

既存の庭は、ロックガーデンに一新しました。
傾斜を活かして石を積み、オリーブ・トネリコ・もみじなど、さまざまな樹木を植えています。
作り込んだ美しさではなく、木々の自然な趣きが魅力の庭です。

実をつける木、紅葉する木などを取り混ぜることで、四季折々の表情を身近に感じることができます。