消費税8%のリミットは2019年9月!家を買うならその前? | リノベーションスープ

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消費税8%のリミットは2019年9月!家を買うならその前?

消費税8%のリミットは2019年9月!家を買うならその前?

2019年の10月1日に、消費税が10%になります。「中古マンションは消費税がからないんでしょ?」と、たかをくくっている方。そんな甘い考えでは厳しい世の中を生き抜いてはいけません。

売り主が事業主だと、中古マンションでも消費税がかかってきます。仲介手数料やリノベーション費用も消費税の課税対象。新居に引っ越したら、新たに家具や家電も買いますよね? もちろんこちらにも10%の消費税が…

中古マンション消費税アップの前に買うべき? 買わないべき? を考えてみました。

中古マンションに消費税はかからない?

「新築マンションには消費税がかかるけれど、中古マンションは消費税がかからない」というのは、なぜかご存知ですか?

そもそも消費税は、企業が提供する商品・サービスに課税されるものです。新築マンションの売り主はデベロッパーなので、当然課税されます。しかし、中古マンションの売り主のほとんどは個人ですから、消費税はかからないというわけです。

中古マンションでも、売り主が不動産会社だったりする場合がないわけではありません。となると残念ながら、中古マンションなのに消費税がかかってきます。3000万円の消費税の10%は300万円。(8%でも240万円!)

車が1台買えちゃいますね。

ちなみに、最近よく見かける人気の〈リノベーション済み物件〉は、消費税がかかかります。企業が中古マンションを買い取って、リノベーションして再販しているからです。

納得いかない? そういう方は、課税されない中古マンションを自分で買って、リノベーションしてはいかがでしょう。

で、どうやったら売主が個人か事業主かわかるの?

…という疑問が出てきますよね。

そういう場合は、中古マンションの広告に記載されている〈取引形態〉に注目してみてください。ここが〈売主〉であれば、事業主。消費税がかかります。

しかし、不動産ポータルサイトをのぞいてみるとほとんどの取引形態は〈仲介〉となっています。たまに〈一般〉〈媒介〉とかも。

…これだと、個人か事業主か、わかりません。その物件を取り扱っている不動産会社に問い合わせてみましょう。

販売価格は、税込み価格で表示されている

では、売り主が不動産会社だった場合、消費税は次のうちどのように表示されるのでしょうか。

1 3000万円(税別)
2 3300万円(税込)
3 3300万円

正解は、3です。

「これだと消費税がかかってるかかかってないか、わからないんですけど…」 と言われそうですが、その通り。わかりにくいです。消費税があっても〈税込み価格〉だと書かずに表示するのが、今のところ不動産業界のスタンダードになっています。

でも「ほんとうは3000万円の物件を3300万円で買ってるかもしれない」なんて思うと、もやもやしますよね。この300万円があれば、ずっと憧れていたオーダーキッチンにできるのに。気になって気になって眠れない…!!

という方は、不動産会社に思いきって「売り主は個人ですか」と聞いてみましょう。なんなら「消費税がかからない物件だけを紹介してください」とダイレクトに言ってもよいでしょう。

消費税の救世主、住宅ローン減税があるから安心

そんな増税の救世主として誕生したのが、住宅ローン減税。消費税の引き上げが予定より1年6ヶ月延期されましたね。それに伴い、住宅ローン減税も2019年の6月30日まで延長する方向で調整されています。(この日までに入居した人が対象です)

そもそも、住宅ローン減税ってなに?

住宅ローン減税とは、10年間の毎年末、上限40万円まで〈ローンの残高×1%〉が所得税から控除されるというものです。中古マンションの購入費用を住宅ローンで借り入れたとき、いくつかの条件をクリアすると適用されます。

ただし、こちらは消費税がかかる中古マンションを購入した場合です。消費税がかからなかった場合は、毎年の最大限度額は20万円です。

でも、ここには消費税がかかっちゃいます

「消費税がかからない中古マンションを買った」

とほっとしているあなた。安心するのはまだ早いかもしれません。中古マンションの購入で消費税にかかるものは、物件だけではありません。

・中古マンション購入時の仲介手数料
・登記手数料
・家具、家電、照明、カーテン
・引っ越し費用

「これまでの家具とTVを使うわ」という方もいますが、カーテンは、窓のサイズに合わせてオーダーしますよね。新しいリビングにぴったりなTVボードが欲しくなることもあるでしょう。ついでにダイニングテーブルも…と欲望はエンドレスです。

ちなみに〈住宅ローンでリフォーム費用を借りれば、おトク?〉でもご紹介しましたが、リノベーション費用にも住宅ローン減税が適用されます。
こういった制度をうまく活用し、消費税の負担を減らしましょう。

まとめ

さて、最終的に気になるのが「中古マンションは消費税が10%になる前に買った方がいいの?」ということ。

はい。中古マンションは消費税が上がる前に買った方がいいでしょう。

うっかりしていると仲介手数料、リノベーション費用、引越し費用、家具や家電、カーテンなどにも消費税10%がのしかかってきます。ちりも積もればけっこうな負担です。

中古マンションを買ってリノベーションする場合、2019年9月30日までに工事を終えて引きわたすことができれば、消費税率は8%。引き渡しがそれ以降になっても、経過措置により工事請負契約が半年に結ばれていたなら消費税率は8%のままなので、ご安心ください。

ただし、フルリノベーションはプランニングも工事も期間がかかります。消費税前は駆け込みのリノベーション需要が多くなるため、順番待ちになることも。できるだけ早めに動き出しましょう。

今年は中古マンションのストック(在庫数)がたくさん出ているようです。値段もだいぶ落ち着いてきました。消費税増税前ということと、これらのことが追い風なって、中古マンション市場は今とても盛り上がりを見せています。

中古マンション購入からリノベーションまでをサポートします。中古マンション購入+リノベーション費用をまとめて住宅ローンで借り入れるとお得です!

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