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西海岸インテリアのコーディネート術

西海岸のインテリアがこれほど熱く長く指示されているのは、なぜでしょうか? 理由は一つ。

リラックスできるから。

普段は満員電車に揺られて出社し、冷暖房ガンガンのオフィスででPCのキーボードをたたき続けるホワイトカラーの人々は、癒しに飢えています。そんな彼らの救世主となったのが、西海岸インテリア。そこは太平洋に面し、陽気な風が吹くサンフランシスコ。さんさんと照り輝く光が注ぐビーチに近い小さな家です。

「仕事なんてここではナンセンス。どれだけくつろげるかってことがインポータントなんだから」という声が聞こえてきそうです。ルールのない西海岸のインテリアはとても簡単。これから西海岸インテリアを目指してみませんか?

西海岸インテリアは、壁・床素材にこだわる

西海岸インテリアにマストなのが白い壁。壁を白にするだけで、ぐっと西海岸の雰囲気をつくることができます。手軽にクロスを張るのもよいですが、塗りムラや刷毛跡を残しながら白いペンキを塗ったり、アンティーク煉瓦の上から白いペンキをラフに塗れば、より西海岸の陽気な空気をつくることができます。

こちらにお住まいのご夫婦は、アメリカンヴィンテージやインダストリアル系の家具が好み。そこで、それらの家具が調和するようにリノベ−ションしています。絶妙なバランスで清潔感とさわやかさを感じさせていることもポイント。床と、キッチンの腰壁には浮き造り加工でヴィンテージ感を出したナラを張りました。

西海岸インテリアは白い壁がよく似合う。最低限、まずこれさえ外さなければ、あとはラフなフローリングを張ったり、ヴィンテージやインダストリアルな小物、また西海岸食器を少しずつ散りばめるだけです。

西海岸インテリアは開放的な光と景色を

窓の外に広がる青い景色を室内に取り込むことで、西海岸インテリアをつくることもできます。 白い壁のおかげで、ヘリンボーンに張ったフローリングが引き立つという、相乗効果も生まれました。

高い勾配天井には、一枚ごとに木目模様や色合いが異なる無垢のレッドシダーのフローリングを張っています。テラスの窓は、全開放できるサッシに変更。テラスの床と手すりにはウッドデッキを張りました。

澄んだ青い空と、ぽっかりと浮かぶ雲。ビーチとヤシの木がないことだけ目をつぶれば、ここは間違いなく西海岸です。

西海岸インテリアは、ラフに置くだけでキマる

こちら、築43年のビルをリノベーションした空間です。”60年代のサーファーが暮らしている家”をイメージしながら、デザイナーがラフプランを考えました。サーファーの暮らしってあまりイメージができませんが、サンフランシスコのビーチの側で暮らし、いい波が来たらサーフボードを抱えて海に駆けつける。

テーブルには本や飲みかけのコーヒー、火をもみ消したばかりのタバコの吸い殻、脱いだばかりのシャツなんかが散らかって….。それがやたらカッコいい、みたいな。

流木やサーフボードなど、海を連想させるものを飾ると間違いありません。しかしそればかりか、そこらへんで拾ってきた貝殻や木の実、大昔にもらったまま枯れてしまった花束、かれこら10年くらい着ているくたびれたシャツすらも絵になる。100円均一で買ったビーサンすらお洒落にみえるというミラクル。これが西海岸インテリアのすごさです。

西海岸インテリアは、押し入れに眠っていたものを活かす

「それにしても、西海岸は小物が必需品なのね。これから全部集めるのって、けっこう大変そうだわ」という方、いらっしゃいますよね。西海岸系の食器で手軽に西海岸インテリアを演出するのもよいですし、押し入れで眠っている”あるモノ”で西海岸インテリアにすることができます。

それは、古いレコードや雑誌です。

ご両親が押し入れに仕舞い込んでいたレコード。The Beach Boysなど軽快なサーフミュージックであればベストですが、実際に聞く訳ではないため、ジャケットがよさそうなもので結構です。雑誌もできるだけ陽気なものを。popeyeやFree & Easyあたりがよいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。西海岸インテリアはひとつのスタイルですので、具体的な定義はありません。ヴィンテージインテリアと共通する部分があったりもします。しかし、明らかな違いは”陽気さ”。

一般的にアメリカ西海岸と言われるのは、太平洋に面した3つの州。そのうち、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴ、シアトルなどの都市が集まるカリフォルニア州は、半分以上の人口を占めています。同じく太平洋に面したハワイ州も、西海岸に含まれることがあるそうです。なんだか西海岸のイメージがわかってきましたね。

夏は太陽が輝き、空気はからりと乾いて涼しく、海辺を散歩するだけでも気持ちがいい。真っ青な空にはいつでもヤシの木がゆらぎ、心地よい潮風が吹いています。こんなところで暮らしていたら、ハッピーな気分にならないはずはないですね。

西海岸インテリアのポイントは、
・海や砂浜を感じる
・開放感がある
・くつろげる
・散らかしてもかっこいい

ということです。このポイントさえ外さなければ、どのような家具や雑貨を置いてもよいのです。都心にお住まいのみなさまにこそ、西海岸インテリアをおすすめします。

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