繊細なる〈Molteni&C/モルテーニ〉の家具。伝統あるイタリアモダン | リノベーションスープ

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繊細なる〈Molteni&C/モルテーニ〉の家具。伝統あるイタリアモダン

アルフレックスジャパンが展開する家具ブランド〈Molteni&C/モルテーニ〉

〈arflex/アルフレックス〉と〈Molteni&C/モルテーニ〉、どちらも「伝統あるイタリアモダン家具ブランド」という点は共通するものの、それぞれの印象はまったく違っています。アルフレックスが上質で親しみやすいのに対し、モルテーニは都会的で洗練された雰囲気。それはこの週末を「森の中にたたずむ別荘」と「洗練された都心のホテル」、どちらで過ごすかという選択に近いかもしれません。

今回はイタリアのハイエンドな家具ブランド、〈モルテーニ〉をご紹介します。

1934年、ミラノ近郊のブリアンツァで誕生。イタリア家具の中心に

モルテーニ Molteni&C 家具

(1947年、アンジェロ・モルテーニと家具職人たち)

モルテーニの創業は1934年。アンジェロ・モルテーニ氏がミラノ近郊のブリアンツァで、小さな工房としてスタートしました。やがてイタリア家具界を牽引するブランドに成長し、60年代にはミラノサローネ発足にも尽力。モルテーニ家は常に、イタリア家具業界の中心的存在でした。

世界の名だたるデザイナーとコラボレーションを行いながら、歴史と伝統を守り続ける〈モルテーニ〉。現在のインテリア業界においても、〈モルテーニ〉の存在はひときわ特別であり、崇高なるものであり、建築家やデザイナーが敬意を表すブランドだと言えます。

〈モルテーニ〉の傑作システム収納「505」。空間をゆるやかにゾー二ング

モルテーニ Molteni&C 家具

〈モルテーニ〉が、マスターピースとなるシステム収納「505」を世に送り出したのは、1972年のこと。以来アップデートを繰り返しながら軽やかに姿を変え、現代の暮らしに溶け込んできました。

特徴は、扉・引き出し・カウンターシェルフといった様々なパーツを組み合わせ、ライフスタイルに”完璧に”フィットさせられる点にあります。仕上げ一つにしても木・塗装・ガラス・レザーと、「オーダーメイド」といえるほど自由度が高いのです。

見る人に余韻を残す。繊細な美しさを備えた〈モルテーニ〉の家具

モルテーニ Molteni&C 家具

〈モルテーニ〉の家具に共通しているのは、繊細な美しさです。

たとえば「505」のガラス扉のフレームは、線のように細く、上下の蝶番だけで支えられ、極めてミニマルな印象を与えています。約1800mmのスパンに耐えているのは、通常なら考えられない薄さの棚板。「飾ったものを際立たせるため」に、余計なノイズが徹底的に排除されているのです。

薄く、細く。

このセオリーは収納だけにとどまりません。たとえばテーブルの天板は限りなく薄く、チェアの脚は無駄なく細い。奇抜な点は一切ないけれど、見る人に余韻を残します。

molteni_モルテーニ

壁で空間を「完全に仕切る」のではなく、「505」や「グリスマスター」といった収納家具で「ゆるやかにゾー二ングする」というスタンスは、多様性のある〈モルテーニ〉だからできること。

美しいシステム収納は、棚の向こうの景色を情緒的に見せてくれます。

美しさの裏には、モルテーニ独自の技術開発

モルテーニ Molteni&C 家具

〈モルテーニ〉の「薄く、細く」を成し得るのが、技術力です。

プロダクトに使用する繊細かつ強靭な蝶番やパネル、耐久性の高いレザーなどはすべて〈モルテーニ〉の独自開発。技術を競うためではなく「理想的なデザインを実現するため」に、最新のテクノロジーが駆使されています。

モルテーニ Molteni&C 家具

一方で、〈ヘリテージ コレクション〉では「イタリア建築・デザインの父」とされるジオ・ポンティの作品をはじめ、過去の名作を後世に残す取り組みも。廃番になったり、当時の技術では製造できなかったプロダクトの数々。

特定のプロジェクトのために製作され、製品化されなかった名作の数々が〈モルテーニ〉の技術力によって復刻されています。

〈モルテーニ東京〉で美術館を訪れたように

2015年にオープンした旗艦店、南青山の〈モルテーニ東京〉。

内装を手がけたのは、世界的デザイナーのパトリシア・ウルキオラ。吹き抜けには、彼女が京都・光明院の丸窓からのぞいた庭園にインスパイアされデザインしたという、高さ7mの木の装飾壁が。根津美術館の木漏れ日を優しく受けとめる、空間のハイライトとなっています。

美術館のように静寂な店内。1階にはリビング・ダイニング、地下1階にはベッドルーム・ウォークインクローゼットといったプライベートエリアを展開。2016年よりモルテーニのクリエイティブディレクターを務めるベルギー出身の建築家 ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンのディレクションにより、著名建築家・デザイナーのプロダクトが美しくコーディネートされています。

【関連記事】魅せる Dada のキッチン〉

【EVENT】6/1(土)Molteni&C・Dada・ CRAFTを巡る、スペシャルイベント開催@表参道


*イベントは終了いたしました*
その様子は、こちらからご覧ください。
〈6/1イベントレポート! Molteni&C・Dada・CRAFT〉

Molteni&C(モルテーニ/家具)・Dada(ダーダ※/キッチン)・CRAFT(クラフト/リノベーション)の3つのショールームを巡る、スペシャルイベントを開催します。

〈モルテーニ東京〉や完全予約制の特別室〈モルテーニ ホーム〉、〈ダーダ東京〉、そして築46年のマンションの一室をリノベーションした〈クラフト青山モデルルーム〉。それぞれのブランドの世界観をダイレクトに体感できます。

ハイエンドなブランドを身近に感じる、贅沢な3時間です。

※〈ダーダ〉…モルテーニグループのキッチンブランド。「インテリア」としての美しいキッチンは、〈モルテーニ〉が理想とする洗練された空間を実現します。

◯日時:2019年6月1日(土)13:00~16:00 (3h)
◯集合場所:〈モルテーニ東京〉エントランス(13:00集合です)
東京都港区南青山6-4-6 Almost Blue B棟 1F
◯最寄駅:表参道駅
◯コース:モルテーニ東京~ダーダ東京~クラフト青山(いずれも徒歩圏内です)
◯参加費:無料
◯定員:10名前後
◯応募方法:下記フォームよりお申し込みください。

・ご同行の方がいらっしゃる場合は、その方のお名前もご記入ください。
・定員を超えてご応募いただいた場合は、抽選といたします。
・抽選結果は、開催日の1週前頃にご連絡いたします。

◯お申込み締め切り:2019年5月23日(木)

※移動で合計10分ほど歩きます。歩きやすい靴でお越しください。
※当日の様子をリノベーションスープでご紹介させていたきます。お写真不可の方はお申込みフォームにその旨ご記入ください。
※各ショールームは貸し切りではございません。一般のお客さまもいらっしゃいますことをご了承ください。
※お車でお越しの際は、近隣コインパーキングをご利用ください。

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