一棟丸ごとリノベーション事例＃246_満室つづきのマンション | リノベーションスープ

収益物件として、古い社宅の購入を考えていたHさん。「築35年で構造や耐震性に不安があり、買う前にクラフトさんに見ていただくことにした」と話します。

クラフトが現地調査を行った結果、建物の状態はよく、スケルトンリノベーション（いちど構造躯体のみに解体）することでかなり生まれ変わることがわかりました。

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東京都
総戸数：９戸　（リノベーションは8戸）
築年数：35年（リノベーション時）
構造：RC（鉄筋コンクリート）造
間取り：1DK～1LDK
リフォーム総面積：315m2
各部屋平米数：35m2
賃料：10～11万円
ターゲット：単身／カップル／夫婦

和室が中心のもと社宅。築35年でいかにも古く、このままでは借り手がつかない状態でした。外壁にはクラックや浮きがあり、共用廊下や階段、バルコニーも劣化。

しかしポテンシャルは高い。外観・内装含めてフルリノベーションすることで、賃貸マンションとしての価値を上げることは十分に可能でした。

まずは、こちらのエリアで多いニーズを調査。「リビングにはソファを置きたい」「１LDKがいい」といった声をプランに反映させています。

一戸あたり35m2という広さから、ターゲットは単身者～カップル・夫婦を想定。

こちらの角部屋は窓が4つあり、自然光と風を活かしてプランニングしました。1LDKでLDKと寝室は分かれているものの、ふだんは引き戸を開けてワンルームのように過ごせるように。

キッチンは大きく移動し、人気の対面キッチンに。キッチンカウンターと椅子を設けてダイニングテーブルのように使うことも可能。

忙しいときもささっと食事を提供できるため、共働きのカップルにはとてもよろこばれる間取りです。

こちらのタイプの部屋は、ダイニング・キッチンと寝室をゾーニング。

先ほどの間取りよりもダイニングを広くし、そのかわり寝室がリビングを兼ねています。間取りの異なるタイプを用意し、借り手が選べるようにしたこともポイントです。

光を透す半透明の引き戸を採用し、閉めたままでも寝室の光がダイニングまで届くように。天井まで届く大きな3枚引き戸。開けた時の開放感は、言うまでもありません。

壁にはピクチャーレールを設置。お好きな絵やポスターを飾っていただけます。小さなところですが、センスのよい暮らしを求める借り手のニーズをキャッチしました。