お客様インタビューvol.18「ヴィンテージに囲まれて」 | リノベーションスープ

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お客様インタビューvol.18「ヴィンテージに囲まれて」

昔から古いものに惹かれていたというIさん。だから車も家具も、そして家も。当然のようにヴィンテージを選んだそうです。「18歳くらいから好きなモノが変わっていないだけ」と笑います。

床と壁には天然石、天井には木。これらを背景に、ハンス・J・ウェグナー、ジャン・プルーヴェ、アルネ・ボッターといった家具が当たり前のように並び、ある種独特の空気をつくりだしています。

”家具のために作られた空間”と言っても過言ではないくらい、すべてのアイテムが見事に調和していました。

「古くても、手を加えるとキレイになるとわかっていた」

クラフト口コミ_インタビュー

小高い丘の上のヴィンテージマンション。広大な敷地には緑が多く、小川の流れる小さな庭園があり、ゆったりとした間隔で低層マンションが配置されています。

マンションが建てられたのは1970年代後半。ヴィンテージ家具を収集し、クラシックカーを乗りこなしていたIさんが気に入ったのは無理がないほど、たたずまいのなかに古き良き時代の趣をたっぷりと含んでいました。

「まず静かな環境がいいと思ったし、低層の建物が並んでいるバランスも気に入った。内見したときはお化け屋敷みたいで、妻は不安そうだったけど、僕はまったく不安がなかった。クラシックカーもヴィンテージ家具も、きちんと手を加えればキレイになるとわかっていたから」

「『クラフトならやりたいことを叶えてくれる』と思った」

Iさんがリノベーションをクラフトに依頼したのは、”直感”だと言います。奥さまと一緒に青山モデルルームを訪れ、営業やデザイナーと話し、『クラフトならやりたいことを叶えてくれる』と確信。もちろん相見積もりは一切なし。

実はIさん、一度何かを決めたら迷うことはほとんどないとか。ものづくりに携わる仕事柄、ゼロから物を生み出すイマジネーション、それを完成させるためのロジカルな思考、デザイン、素材を決定する絶対的な審美眼。そして『これだ』と思ったら真っ直ぐに突き進む行動力。そこには少しのためらいもありません。

そういう意味でも、今回のリノベーションは実にIさんらしいやり方で進んで行きました。

理想のイメージは「ミッドセンチュリーを現代風に」

Iさんがまずクラフトのデザイナーに伝えたのは「ミッドセンチュリーを現代風にしたい」という全体イメージ。

床はタイル、壁は石、天井にはサペリマホガニーのフローリング。石と木という普遍的な素材で空間を構成しています。

昔ながらの素材だけど、使い方はとても大胆。なかでも玄関~ダイニングにかけて続く壁の石は、Iさんの一番のこだわりだったとか。

「よく行く店で使われていて、『家にも使いたい』と思った。すぐにデザイナーのSさんに写真を送ったんだけど、もう廃盤になっていたみたいで。でも他にイメージ通りの石を探してもらえてすごくうれしかったし、この色も気に入ってる」

インパクトのある石の壁に、これ以上ないくらいにフィットしているのが、Iさんがお持ちの家具やポスター。

「どれもこれまで時間をかけてゆっくり収集したもの。偶然見つけて一目惚れしたり、家具屋に問い合わせてやっと見つけたり。ポラロイドカメラはアンディ・ウォーホールも使っていたSX-70。15年くらい前から少しずつ集めて、ここに飾るためにレザーを張り替えた。一つひとつのアイテムに思い出があるし、愛着も深い」

クラフト口コミ_インタビュー

Iさんのセレクトするアイテムには、1つの共通点があります。ドイツ、フランス、デンマーク、アメリカ。国は違うけれど、ほとんど同じ時代にデザインされていること。

「家具も車もプロダクトも、デザインは50年代~60年代が優れていると思ってる」

それぞれのデザインが生まれた背景も、Iさんの興味を強くそそるところです。

「たとえばリビングに置いたのは、ハンス・J・ウェグナーがデザインした〈フラッグハリヤードチェア〉。”ウェグナーが海で思いついて、砂浜でスケッチを描いた”というユニークなエピソードがある。

木製の作品が多いウェグナーとしては珍しく、スチールとフラッグハリヤード(旗のロープ)が使用されていて、希少性は言うまでもないけど、座り心地も最高」

それらのアイテムは、まるでずっと昔からこの部屋にあったかのように、くつろいだ趣を醸しだしてました。

リビングの壁面に設置したピクチャーレールには、ハンブルグで1976年に開催された〈Portfolio 9×5konkret〉のポスターを。ドイツらしい無骨なデザインが気に入って購入したそうです。ウェグナーの2つ椅子のとともにシンメトリーに配置され、ラウンジのように落ち着いたスペースとなっていました。

TVボードは、クラフトがオリジナルで製作しました。天井と同じサペリマホガニーを使ってイメージを統一し、サイドには黒皮鉄でカウンターデスクと棚を造作。そこには花器や本、オブジェが並んでいます。

無造作に置かれている様でいて、そこには考え抜かれた余白があり、Iさんならではの徹底した美しさの法則があります。

1ミリの隙もない空間。それでいてリラックスできるのは、完璧な引き算がなされているからに他なりません。

これ以上多くても、少なくてもいけないというバランスで。

「美しいから、家にいるのが楽しいし心地いい」

床には石のタイルを使用。もちろん床暖房を入れているときは暖かいけれど、冬の朝は冷たくて驚くこともあるそうです。

それは仕方のないことだと思う。ヴィンテージカーだって、クーラーがないから夏は暑い。でも乗っていて楽しいから乗る。楽しくないなら乗りたくない。家もそうで、僕は”美しい”から家にいるのが楽しいし、心地いいと感じる

住まいに何を求めるかー。

快適性だったり、動線だったり、デザイン性だったりと、人によって違いはあります。もちろん「全部」と答える人もいるはずです。そこをIさんは「デザイン」と明言し、リノベーションのすべてを決定する基準としてきました。『それが、本当に美しいか』という極めてシンプルなセオリーです。

インタビュー中は隣でしずかに笑ったり、うなずいたりしていた奥さま。この空間をとても気に入っているそうです。

「ダイニングからは外の景色が見えて、本当に気持ちがいいんです。前の家は周りにビルばかりで、外を見ることがほとんどありませんでした。でもここは自然が多くて、自然に緑が視界に入ってきます。自宅で息抜きができるので、カフェに行かなくなりましたね」(奥さま)

リネンのカーテン越しに広がるやわらかな自然光。窓を開けるとたくさんの風が通り抜け、内と外の境界線がなくなります。目の前には桜の木があり、その先には淡い冬の空。春になると、もっと優しい景色でお二人の目を楽しませてくれそうです。

まとめ

「リノベーションには情熱が必要です」と語ってくれたIさんですが、実はリノベーションに疲れてしまったときもあるそうです。

「素材を選んだりショールームに行ったりでへとへとになって、『もうこれくらいでいいか』と思った事も。でも『もうひとふんばりだ』と思って頑張った。結局はものづくりが好きなんだね。僕みたいなタイプの人は、リノベーションが合っているんじゃないかな」

完成された家に住むのではなく、自分でひとつひとつ選んで、考え、つくりあげていく。その過程をたのしいと感じるなら、きっと最後まで投げ出さず、理想の空間を手に入れることができるのではないでしょうか。大切なのは、最後まであきらめないこと。

※インタビューしたお住まいの詳しい事例は、こちらからご覧ください。

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